Gallagher戦法(by Yamagishi, edit ayu)


2004年12月22日

Gallagher戦法・実戦編(1)

これからICC(Internet Chess Club)での私の実戦例を見て
いきます。6局戦って3勝2分1無勝負です。

これは私が強いのではなく、Gallagher戦法を
知らない相手が多いためなのではないかと推測されます。

ちなみにICCでの戦績は155勝255敗85分(勝率40%弱)です。
JCAでのレイティング1751のAsahigaokaが指しているので、
捜せば当然疑問手や悪手がいろいろと見つかります。

対戦の前における私のGallagher戦法の知識はGallagherの
「the king's indian」の実戦例3局を並べただけでした。

Gallagherの「play the king's Indian」は当時まだ出版
されていませんでした。

McNab の「The Fianchetto King's Indian」は非常に詳しいですが
変化の羅列なので読む気はしません(こういう本は調べるた
めの本です)。

私の実戦例を掲載する目的は相手がどう対応してきたのかを
紹介するためです。何しろ棋理を無視する破天荒な戦法ですから
私のレベルでも指しこなせるのか半信半疑でした。

【 第1局 】Raziell(ICC2100) - Asahigaoka(ICC1932)、
持ち時間各15分、非レイティング戦、2004年5月30日

  1.Nf3 Nf6 2.d4 g6 3.g3 Bg7 4.Bg2 d6 5.c4 O-O
  6.O-O Nbd7 7.Nc3 e5 8.e4 exd4 9.Nxd4 Re8
  10.h3 a6 11.Be3 Rb8 12.b3

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Re1 を省略して来ました。対局後 McNab の「The Fianchetto
King's Indian」で確認しましたがこれも定跡のうちです。
とにかくワンパターンのとおり行くしかないと考えました。

  12...c5 13.Nde2 b5 14.Qxd6 b4 15.Na4 Nxe4
  16.Bxe4 Rxe4 17.Rad1 Qe7

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ICC の対局では対局中にメッセージを書いて相手に送る
ことができます。17...Qe7 と指したら相手がこの手は新手
だと言って来ました。こちらは 12.b3 から知らない局面に
入っていますから、そんなことを言われても知ったこっちゃ
ありません。定跡通の相手で、あっさり負かされるかなと
思いました。18.Nxc5 が当然の好手で、観念しました。

McNab の「The Fianchetto King's Indian」には 17...Qe8
18.Nf4 Bf8 1/2-1/2 Zarkovic - Z.Ilic, 1990 という実戦
例が出ていました。勿論ドローの局面ではなく、両対局者
ともあまり戦闘意欲がなかったのでしょう。

  18.Nxc5 Rxe3 19.Nxd7 Rb7 20.Nc5

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20.Nc5 だったので逆転してしまいました。Fritz8 によると
20.Qc6 又は 20.Qc5 で白の勝勢です。

  20...Rxe2 21.Nxb7 Bxb7 22.Qb8+ Bf8 23.Rd8 Kg7

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23...Bc6 または 23...Bf3 ならば黒の勝勢のままでした。
23...Kg7 では 24.Rxf8 Qxf8 25.Qxb7 で白の方がやや
有利になってしまうところでした。確か白は1分以上長考
して次の手を指しましたが、たちまち終わってしまいました。

  24.Rfd1 Qe4 0-1

25.Kf1 としても 25...Rxa2 で防ぎになりません。

投稿者 yamagishi : 21:17 | コメント (2)

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