Gallagher戦法(by Yamagishi, edit ayu)
Gallgher戦法を指そうと思ってもそうなるとは限りません。
次の対局はその一例です。相手は FIDE の IM
です。ICC
(Internet Chess
Club)ではIM/GMによる同時対局があり
ます。挑戦者側は30人から40人くらいです。持ち時間
付きなのでIM/GMがある局面の次の手を考えていると
他の全ての対局の持ち時間が同時に減っていきます。
普通の同時対局より厳しいかもしれません。
【 番外編 】 Voja(FIDE IM) - Asahigaoka(ICC1988)
2004年12月23日
同時対局
持ち時間各50分++15秒、非レイティング戦
1.d4 Nf6 2.Nf3 g6 3.g3 Bg7 4.Bg2 d6 5.O-O O-O
6.c4 Nbd7 7.Nc3 e5
8.dxe5
退嬰的ですがこう取ってくる手もあります。こうなるともう
Gallagher戦法にはなりません。ここから後はきちんと
解説した本はありません。
8...dxe5 9.e4 c6 10.h3 h6 11.Be3 Qc7 12.Qc2 Re8
13.b4 Nf8 14.Rfd1 Ne6
15.c5 b6 16.cxb6 axb6
17.a4 Bb7 18.Rac1 Rad8 19.Qb3 Rxd1+ 20.Rxd1 Rd8
21.Rxd8+
ここで相手の IM
がドローを提案してきました。ダルい局面
になると同時対局をしているIM/GMは対局数を減らして、
より厳しい局面に集中するためか突然ドローを提案してくる
ことがあります。この時点でまだ十数局残っていたと思い
ます。たしかにドローっぽい局面かもしれませんが、負かさ
れても良いから上達のために
IM の底力を見せてほしかっ
たので指し続けました。
21...Nxd8 22.Nd2 Ne6 23.Qc4 Nd7 24.b5 Ndc5
25.bxc6 Bxc6 26.Nd5 Bxd5
27.exd5 Nd4 28.Bxd4 exd4
29.Nb3 d3 30.Nxc5 Qxc5 31.Qxd3 Be5 32.Qb5
1/2-1/2
32...Qxb5
と取って色違いビショップのエンディングになる
ので白がポーン一個得していてもドローは明らかです。
1対1の対局ならば白はクィーン交換をせず勝ちを目指し
たでしょう。色違いビショップでも他に役駒が残っている
場合、逆にドローになりにくくなります。相手のビショップ
の色の枡をこちらのビショップで守れないためです。
Gallagher戦法は今回で終わりです。初めて指す前はいろ
いろと不安があったのですが、何局か指してみた感想は
まともな戦法で、これは使えると思いました。
投稿者 yamagishi : 13:13 | コメント (0)