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「キングズ・ギャンビットの不思議」第2回

第1章 キングズ・ギャンビット受諾

ベルリン防御

【第2局】ロザネス(Rosanes) - アンデルセン(A.Anderssen)
ブレスラウ(Breslau)、1863年

  1.e4 e5 2.f4 exf4 3.Nf3 g5 4.h4 g4 5.Ne5 Nf6

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このいわゆる「ベルリン防御」は当初のキーゼリツキー
(Kieseritzky)戦法に取って代わりました。それは g5 の
ポーンを間接的に守ることができること(又はもし取られた
場合でも十分な代償が得られること)そして白のセンターに
圧力をかけることができることが実証されたことによるもの
です。黒の防御法の発展の中で重要な地歩を占めていま
す。

  6.Bc4

この本能的な手はルビーンシュタイン(Rubinstein)が改良
版の 6.d4 を提唱(第6局を参照)するまで 70 年近くの間
採用されてきました。

  6...d5 7.exd5 Bd6 8.d4 Nh5

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  9.Bb5+

この手は良い手ではありませんが、それでもその不当性
を証明するにはアンデルセンの天才を必要としました。し
かし 19 世紀の批評家たちによって広められたのと同じ
理由、即ち「具体的な有利が得られなければ他の役駒が
展開できていない時に布局で同じ役駒を2度動かしては
いけない」という昔からの金言でこの手を批判することは
できません。今日ではこの手は有利な収局という長期的
な目的は早まった攻撃の要求を上回るという現代の考え
方により批判の対象になります。付け加えると黒の g5 の
ポーンは間接的に守られています。もし白が 9.Nxg4 と
ポーンを取ると 9...Ng3! 10.Rh2 Qe7+ 11.Kf2 Rg8 で黒の
勝ちです。

  9...c6 10.dxc6

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  10...bxc6

アンデルセンの素晴らしい大局観が良く現われています。
以前にモーフィー(Morphy)は 1858 年の対ハルビッツ
(Harrwitz)戦で 10...O-O と指し以下 11.cxb7 Bxb7
12.Qxg4+ Ng7 13.Bxf4 と進み白ははるかに良い形勢で
した。

  11.Nxc6 Nxc6 12.Bxc6+

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  12...Kf8!

すべてを見通した好手です。12...Bd7 は 13.Bxd7+ Qxd7
14.O-O で白の指せる局勢です。

  13.Bxa8 Ng3

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  14.Rh2

14.Kf2 は 14...Nxh1+ 15.Qxh1 g3+ 16.Ke1 Qe7+ 17.Kd1
Bg4+ 18.Bf3 Bxf3+ 19.gxf3 Rg8 20.Qg2 Rg6! 21.Nc3 Rh6
22.Ne2 Rxh4 23.Bd2 Rh2 で黒の勝ちです。

  14...Bf5 15.Bd5 Kg7! 16.Nc3 Re8+ 17.Kf2 Qb6

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18...Be5 を狙っています。

  18.Na4 Qa6

今度は 19...Qe2+! を狙っています。

  19.Nc3

19.c4 は 19...Qxa4 20.Qxa4 Re2+ 21.Kg1 Re1+ 22.Kf2
Rf1# で詰みです。

  19...Be5 20.a4

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  20...Qf1+ 21.Qxf1 Bxd4+ 22.Be3 Rxe3 23.Kg1 Re1#
  0-1

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2006年05月12日 19:56に投稿されたエントリーのページです。

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