「Chess Life」1998年11月号
1998年8月1日から9日にかけてハワイ島コナで開催され
たカルドーサ米国オープン(Cardoza U.S. Open)・9回戦
のオープン部門でヒカル・ナカムラが4ポイントで全体の
12-29位、2300未満の選手中の1-7位に入賞し、さらに
最終4回戦で4連勝した選手に贈られるボーナス賞も獲
得しました。団体戦ではヒカル、兄のアスカ、父のスニ
ル・ウィーラマントリ(Sunil Weeramantry)を含む6人編成
のナッソー・チェスクラブ(Nassau Chess Club)が34.5ポイ
ントで3位に入賞しました。
「Chess Life」1998年12月号(1)
ヒカルの兄のアスカがアスピス賞を受賞しました。
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アスカ・ナカムラが1998年アスピス賞を受賞
12歳でエキスパート(Expert)のレイティングを持つアスカ・
ナカムラがチェスでの傑出した活躍に対して贈られる栄
えあるローラ・アスピス(Laura E. Aspis)賞を受賞した。
アスピス賞は「学校にチェスを(Chess-in-the-Schools)」
(以前の「米国チェス基金(American Chess Foundation)」)
によって毎年贈られ、米国の若いチェス選手に与えられる
最高の名誉とみなされている。
今回の受賞者は1986年2月4日に日本の大阪府枚方市
で生まれた。4歳の時に米国に移住し5歳からチェスを
始めてロバート・スナイダー(Robert Snyder)から手ほど
きを受けた。現在は父のFMスニル・ウィーラマントリ(Sunil
Weeramantry)と一緒にチェスを学んでいる。
アスカは1992年にテネシー州ノックスビル(Knoxville)で
の全米選手権の幼稚園の部で初優勝した。それ以来国
内の選手権で7回優勝している。彼は全米学年別選手
権で5年間の大会で30勝無引き分け無敗という比類ない
記録を打ち立てている。彼は国際大会でも米国の代表と
なって1996年スペインでの世界少年少女選手権(10歳
以下少年の部)、1998年ブラジルでの汎アメリカ選手権
(12歳以下少年の部)に出場した。プレスマン(Pressman)
全米チームには3回メンバーとなっている。
チェス以外ではアスカは全てのスポーツ、特にバスケット
ボールが好きである。音楽ではバイオリンとトロンボーン
を演奏している。またコンピュータも大好きである。ニュー
ヨークのホワイト・プレーンズ(White Plains)の中学校の
1年生で、両親のスニル(Sunil)およびキャロリン・ウィー
ラマントリ(Carolyn Weeramantry)それに同じくチェスを
指す弟のヒカルと一緒に暮らしている。
アスピス賞は1998年で19年目になる。この賞は前年の
12月31日現在で13歳未満の最高のレイティングの米国
チェス選手に贈られている。
この賞はオハイオ州クリーブランド(Cleveland)サミュエル・
アスピス(Samuel L. Aspis)博士の寛大な支援の元に、
彼の妻のローラ(Laura)を追悼して贈られている。アスカ
はアスピス杯と賞金1,500ドルを授与されることになって
いる。
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(この号続く)