「修羅の棋士」宮崎国夫著、毎日コミュニケーションズ発行、1995年3月初版
27ページに「最後の真剣師・大田学」氏の上達法が語られています。将棋をチェスに置き換えても通用する内容です。
『最近、対局時計を使ってよく十分切れ負けとか十五分切れ負けでやっとるのを見るけど、これはたんなる金のやり取りで、将棋は強うならん。強いもんが遊びでやっとるのは別にかまわんが、弱い者が強くなろうと思ったら絶対にやってはいかん。
やはり将棋は深く読まなアカン。弱いうちに早指ししては、将棋の腕が上がるワケがない。考えて勝つのが本当の将棋や。
負けた将棋は、最初から最後まで覚えるぐらい一生懸命盤面に集中し、考え、あとで敗因を一人で考えるぐらいの気持ちがなけりゃいかん。
そうかといって、一局三時間も五時間もかけられたら相手がたまらんけどな。そこは常識的な線で、一局一時間前後。とにかく考える将棋を指さなアカン、多少嫌われてもな。
ワシが思う上達法をまとめてみると、
①少しでも棋力が上の人と指す
②負けた将棋を自分で研究する
③早指しは強くならん
④上手を相手にしても簡単にあきらめてはいかん
というようなことかな。』
コメント (1)
大田学さんが亡くなりました。
通天閣の地下にあった将棋道場で
一局教わりたかった。
ご冥福をお祈りします。
投稿者: りんりん | 2007年02月21日 22:39
日時: 2007年02月21日 22:39