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「ボビー・フィッシャーを捜して?」

「チェスドクターの日々」で「スーザンポルガーのブログ」に上杉晋作くんの記事が出ていることが紹介されています。

http://blog.m3.com/chessdocter/20070720/1

このブログ記事の元になったのは次の新聞記事だそうです。

http://www.connectionnewspapers.com/article.asp?article=84670&paper=70&cat=104

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ポトマックで「ボビー・フィッシャーを捜して」?
チャーチル高校2年生がチェスの国際試合に挑む

クリスチーン・ブラウン(Christine Brown)の年鑑
2007年7月18日

上杉晋作くんは非常に若くして大学奨学金授与の価値を知ることになった。3年前にメリーランド州学生選手権で、出場したメリーランドの高校生選手に全勝して優勝した。この優勝でボルチモア郡にあるメリーランド大学への奨学金が全額与えられることになった。7年生(日本の中学1年生)の時だった。

今や16歳となり、もうすぐウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)高校の2年生になる。チェスではますます活躍の幅を広げている。去年はチェスのマスターの称号を達成した。今年の5月には39名が参加した第40回全日本チェス選手権全国大会で日本のチェス史上最年少のチャンピオンとなった。上杉くんは「複雑な局面を考えるのが好きでとても興味がわきます。」とチェスへの情熱を語った。

コーチ歴の長いビクトル・シャーマン(Victor Sherman)氏は「彼は戦術と戦略にすぐれ試合では非常に闘争心に溢れている。彼はいつも勝利を目指している。」と語る。

シャーマン氏は上杉くんが日本から米国に渡った翌年のべバリー・ファームズ(Beverly Farms)小学校の4年生の時にチェスクラブに入って以来彼を指導してきた。シャーマン氏は上杉くんについて「彼の指導を始めて彼が非常に才能に恵まれていることに気付いた。」と語る。シャーマン氏はロシアではチェスのコーチだった。現在は米国でモントゴメリー(Montgomery)郡の色々な学校でチェスのコーチを務めている。1997年から夏に子供のためのチェスの合宿も催している。

上杉くんの最初の飛躍は3年前のメリーランド州学生選手権の時だった。この優勝でもっと大きな大会での可能性が開けた。昨年12月にはフロリダ州での全米学年別選手権の9年生(日本の中学3年生)の部で優勝した。「これまでコーチとして5人のGM(グランドマスター)を育てた経験からすると、晋はまだGMではないがなれる可能性を秘めている。」とシャーマン氏は語る。

「コーチは僕の試合を見て、どのような勉強をすべきか助言してくれる」と上杉君はシャーマン氏について語る。世界のトップのチェス選手との戦いに備えて上杉君は「Nunn's Chess Openings」というとても分厚い定跡の本でチェスを研究している。彼はできる限り多くの相手と対戦を心がけそのためインターネットで世界中の人ともチェスを指している。(大会での)強い相手との対戦では試合が6時間にも及ぶこともある。それについて上杉くんは「多くの強い相手と指すのはきついです。でもその後で友達と指して全部忘れるようにしています。」と語る。この16歳のチェス選手は最大6時間にも及ぶ強敵との対戦に耐え、しかもその間気を抜けるのは相手が考えている間だけである。非常に難しい局面では相手が1手に1時間近く考えていることもある。

上杉くんの母親の賀子(まさこ)さんは学校の勉強と米国外でのチェス大会の両立の難しさを認識している。彼女は最近の電子メールで「米国外のチェスの大会のために1週間以上学校を休んだ後でその遅れを取り戻すのは非常に大変です。」と語っている。

上杉くんは米国外でのチェスの大会への準備の合間を縫って高校1年時にはクロスカントリーや室内外のトラック競技チームにも参加した。またモントゴメリー郡のレクリエーショナル・リーグ(Recreational League)のバスケットチームにも加わった。

上杉君はチャーチル高校のチェスチームの一員でもある。同高校は昨年10月の第1回首都ワシントン地区高校チェス連盟選手権戦でバージニア州アレクサンドリアにあるトーマス・ジェファーソン科学技術高校(Thomas Jefferson High School For Science and Techonology)に初めて勝った。上杉君はチェスの実力を生かしてボランティアでコールド・スプリング(Cold Spring)小学校のチェスチームのコーチの助手として新しい選手たちの育成を助けている。チェス大会の審判の資格も持っているので近隣のチェス大会の運営も手伝っている。

日本の最強選手の一人である上杉くんは、8月4日から12日にかけてシンガポールで開催される世界少年チェスオリンピアード(World Youth Chess Olympiad)の日本チームの選手として出場することになっている。さらに来年はドイツのドレスデンでのチェスオリンピアードの日本チームの選手にも決定している。

これらの国際大会への参加について彼には気後れする様子はない。何しろ彼は5年生の時にメリーランド州の選手権を初出場で優勝し日本での大会にも参加し今では押しも押されもしない2ヶ国でのチャンピオンなのだから。最後に彼は「(試合の前に)不安になることはありません。いつも友達に会えるのが嬉しいです。他の国の選手とも友達になれることを楽しみにしています。」と締めくくった。

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もうすぐウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)高校の2年生になる上杉晋作くんの対局風景。去年は全米学年別選手権の9年生(日本の中学3年生)の部門で優勝しチェスのマスターのレベルに到達した。今年は最年少で全日本チャンピオンになった。

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去年の10月に2006年首都地区チェス連盟の大会で優勝したチャーチル高校のチェスチームの面々。右端が上杉晋作くん。(訳注 他のメンバー名は省略。)

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2007年07月26日 21:08に投稿されたエントリーのページです。

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