第2章 ポーン・エンディング
2.3 キング+2ポーン対キング+ポーン
C 連結パスポーンの場合(続き)
図26の駒配置を1列右に移し白の両ポーンが中央の列にいるようにすると白の勝つ可能性は高まる。最も複雑な局面は図27のように白のdポーンがd2にある場合である。
図27
白の手番ならば 1.Ke1 Kg3 2.Kd1 で楽に勝てる。しかし黒の手番でもa列を使ってクイーン翼から侵入できるので白が勝つ。
1...Kg3 2.Ke1 Kf3 3.Kd1 Ke4
以前に検討した駒配置が1列左の局面では白に勝ちがなかった。しかしここでは状況が異なる。
4.Kc1 Kd5 5.Kb2 Kc4 6.Ka3! で白の勝ち
この例の結果から(図27のように)両方のポーンが中央の列にあるとそれらのポーンがどのくらい前に進んでいるかにかかわらず常に白が勝つと言うことができる。白キングがa3又はf2から侵入して来るのを黒キングが止めることができないのでキングの位置は関係ない。中央から逆襲するのも同じくうまくいかない。例えば白のポーンがd2とe3、キングがc1、黒のポーンがd3、キングがc4の局面で黒が次のように指したとする。
1...Kb3 2.Kd1 Kb4 3.Ke1 Kb3
4.Kf2 に対して 4...Kc2! を用意した。しかし白は次のような手順で勝つ。
4.e4! Kc4 5.Kf2 Kd4 6.Kf3 Ke5 7.Ke3
(この節続く)