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チェス500名局(9)

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第1部 開放型

第1章 ジュオコ・ピアノ

第9局

白 シュピールマン
黒 ドゥラス
1907年、カールスバート

 守りの薄いキングの危険性が本局で見られる。白は巧妙に黒の急所の地点のh7に忍び寄った。

1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bc4 Bc5 4.c3 Nf6 5.d4 exd4 6.cxd4 Bb4+ 7.Nc3

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 7.Bd2 に代わるこのグレコの手は現在の実戦ではほとんど見られない。それは白が引き分けしか望めないからである。

7...Nxe4 8.O-O Bxc3 9.d5

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 1898 年に創案されたこのメラー攻撃は白が有望である。

9...Bf6

 この手以外は不利になる。

10.Re1 Ne7 11.Rxe4 d6

 ここで黒が 11...O-O とキャッスリングすると白には 12.d6 とポーンを突く手と「銃剣攻撃」の 12.g4 との選択肢がある。

12.Bg5

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 ここでも 12.g4 と突く手がある。

12...O-O

 キングの囲いが乱されるのは承知の上である。詳細に研究された手順は 12...Bxg5 13.Nxg5 O-O 14.Nxh7(この手以外では攻撃が続かない。14.Qh5 は 14...h6 で黒には何も恐い所がなくなる)Kxh7 15.Qh5+ Kg8 16.Rh4 f5 17.Qh7+(他の手たとえば 17.Re1 や 17.Be2 ははっきりしない)Kf7 18.Rh6 Rg8 19.Re1 Qf8 20.Bb5(キングの逃げ道をふさぐ)Rh8 21.Qxh8 gxh6 22.Qh7+ Kf6 23.Rxe7 Qxe7 24.Qxh6+ で千日手である。

13.Bxf6 gxf6 14.Nh4

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 この手の価値はクイーンが主戦場に最速で駆けつけられることにある。

14...Ng6 15.Qh5 Kh8 16.Rae1 Bd7 17.Bd3

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 最終攻撃の準備である。

17...Rg8

 18...Rg7 と守りを固めようという手である。

18.Re7

 ビショップの筋を通した。18...Nxe7 とは取れない。取れば 19.Qxh7# で詰んでしまう。

18...Rg7 19.Bxg6 fxg6 20.Nxg6+ Kg8

 20...Rxg6 は 21.Qxh7# で詰み。

21.Rxg7+ 黒投了

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 21...Kxg7 22.Re7+ で黒は望みがない。

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2007年12月24日 10:52に投稿されたエントリーのページです。

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