第2章 ポーン・エンディング
2.3 キング+2ポーン対キング+ポーン
D パスポーンのない連結ポーンの場合(続き)
b)せき止められたポーンがない時(続き)
図33の局面に戻って、ポーンを1列右に移動しキングをポーンの左側に持ってくると図36になる。
図36
白キングはポーンの正しい側に位置し、対向ポーンのない自分のポーンの隣にいる。だから勝ちは易しい。白の手番ならば
1.g5 Kd6 2.f5
または
1.g5 Kf7 2.Kd5 Ke7 3.Ke5
で白が勝つ。黒の手番ならば
1...Kd6 2.Kd4!
2.f5 は誤りで 2...Ke7! で引き分けになる。2.g5 も同じく 2...Ke6 で引き分けになる。
2...Ke6 3.Kc5 g5
他の手では白キングが侵入してくる。
4.f5+ Ke5 5.Kc6
これで白が勝つ。
図36の局面を上または下に移動しても結果は変わらない。白ポーンがf2とg2の場合でもそうである。
黒は次の手順ならもちろん引き分けにできる。
1...Kd4 2.Kd2? Ke4 3.Kc3 g3! 4.f3+ Ke3
この手で白のgポーンに逆襲する。しかしこれは白が2手目を間違えたからであり、
2.f4!
なら白が勝つ。この局面を1列右に移動した局面は引き分けになるがこれは後で検討する。
(この節続く)
コメント (1)
Yamagishiさん
今『チェスの玉手箱』のレクチャーは
間違いなく、質、量とも日本一だと思います。
これに異論を挟む人はいないと思います。と言うか挟めないですね。
毎日エンディングは、研究させてもらっています。微に入り細に入り、細かく翻訳・解説していただいているので、すごく理解しやすいです。
ありがとうございます。
とてもありがたいのですが
ただ、ひとつお願いがあります。
体調がすぐれない時は、決して無理せず、エントリーをお休みしてください。この膨大な量の内容とエントリーは、尋常の大変さではないと思っておりますから。
今年一年本当にありがとうございました。
Yamagishiさん
どうぞ、よいお年をお迎えください。
投稿者: ayu | 2007年12月31日 11:31
日時: 2007年12月31日 11:31