« チェス500名局(14) | メイン | 一手一手の定跡習得(39) »

実戦に役立つエンディング(46)

第2章 ポーン・エンディング

2.5 キング+2ポーン対キング+2ポーン

 遠方パスポーン

 ポーン・エンディングにおいて遠方パスポーンは最もありふれていて重要な陣容上の優位の一つである。「遠方」とは主戦場からポーンが離れていることを意味している。そのようなポーンの主要な利点は敵キングをおびき寄せ、攻撃側のキングが他の場所で自由に活動できるところにある。遠方パスポーンは大変強いので相手のポーン得なども上回ることがよくある。

YKeres046.JPG 図46

 パスポーンがなければ黒キングにc4又はe4から侵入されて白が負けるところであるが、パスポーンのおかげで結果が逆転する。

1.f5

 このポーンは取られてしまう運命であるが黒キングを主戦場(bポーン)から遠ざけ白が速やかに勝つ。

1...Ke5 2.f6 Kxf6 3.Kxd4 Ke6 4.Kc5 Kd7 5.Kxb5 Kc7 6.Ka6 で白が勝つ。

YKeres046A.JPG

 この例からパスポーンは主戦場から遠い所にあるほど価値が高くなることが明らかである。例えば白のパスポーンがf4でなくh4にあればa6にも黒のポーンがあったとしても白が勝つ。読者はこれを自分で確かめられたい。

(この節続く)

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2008年01月10日 11:07に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「チェス500名局(14)」です。

次の投稿は「一手一手の定跡習得(39)」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。