第3章 クイーン・エンディング
3.2 クイーン対ルーク(+ポーン)(続き)
A クイーン対ルーク
図73
10.Qf4
白の勝つ手順はいくつかあるがこれが多分最も簡明である。10.Qh8 でも良く以下 10...Ke7 11.Qg8! Rd7+(11...Kd7 なら 12.Qf8)12.Ke5 Rc7 13.Qg7+ Kd8 14.Qf8+ Kd7 15.Kd5! Rb7 16.Qf7+ Kc8 17.Qe8+ Kc7 18.Kc5! で白が簡単に勝つ。
例えば 18...Ra7 19.Qe7+ Kb8 20.Qd8+ Kb7 21.Kb5 で黒はまもなくルークを取られる。白は 10.Qb8 でも勝てるが黒も 10...Rc2! で頑強に抵抗することができる。
10...Kc8
10...Rb7 なら白は 11.Qf7+ Kc8 12.Qe8+ Kc7 13.Kc5 で前手の解説と同じになる。
11.Kd6
11...Kb8
11...Ra7 は 12.Qf8+ Kb7 13.Qf7+ Kb8 14.Qe8+ Kb7 15.Qd7+ Kb8 16.Qd8+ Kb7 17.Qc7+ で黒の負けが早まる。11...Kb7 12.Qb4+ Kc8 13.Qa5 も同様である。
12.Qe5!
12...Rb7
他の手は本譜の手順から分かるように黒がずっと早く負ける。
13.Kc6+ Ka8 14.Qa1+ Kb8 15.Qa5!
この局面はフィリドールが既に1777年に白の必勝形であることを明らかにしている。
15...Rb1
15...Rh7 は16.Qe5+ Ka8 17.Qa1+ Kb8 18.Qb1+ で白の勝ちになる。15...Rb3 は 16.Qd8+ Ka7 17.Qd4+ Kb8 18.Qf4+ からルークが取られる。15...Rf7 も 16.Qe5+ Ka7 17.Qe3+ からルークが取られる。
16.Qd8+ Ka7 17.Qd4+ Ka8 18.Qh8+ Ka7 19.Qh7+
これでルークが取られる。
(この節続く)