第3章 クイーン・エンディング
3.2 クイーン対ルーク(+ポーン)(続き)
B クイーン対ルーク+ポーン
9.Qc8!
図78 黒の手番
フィリドール、1777年
ここがフィリドールの示した最初の重要な手詰まりの局面である。黒は白キングの前進を妨げることができないのである。
9...Re4+
もし 9...Kd4 ならば 10.Qc6 Rd5 11.Kf3 Rf5+ 12.Kg4 Rd5 13.Kf4! で白が勝つ。この手順中 11...Ke5 ならば 12.Qc3+ Kf5 13.Qc4 である。他の地点にルークを動かす手は 9...Rh5 なら 10.Qa8+! Kd4 11.Qa4+、また 9...Re7 なら 10.Kf5 Rf7+ 11.Kg5!(11.Kg6 では 11...Rf4 とされる)でルークを取られないように黒はすぐに 11...Re7 と指さなければならず黒の負けとなる。
10.Kf5
10...Re5+
10...Kd4 は 11.Qc6 d5 12.Qc2! Re5+ 13.Kf6 Re4 14.Kf7! で黒は白キングがe列を横切ることを許すしかない。
11.Kf6 Re4
この手は絶対手である。他の手では 12.Qb7+ でポーンかルークが取られる。
12.Qc3
フィリドールの 12.Qf5+ でも白の勝ちであるがグレツキー-コルニッツの推奨するこの手の方が簡明である。
12...Re6+
12...Re5 なら 13.Kf7 である。
13.Kf7 Re5 14.Kf8!
(この節続く)