第3章 クイーン・エンディング
3.2 クイーン対ルーク(+ポーン)(続き)
B クイーン対ルーク+ポーン
黒の引き分けの可能性が一番大きいのはポーンがナイト列にあり(段はどこでも良い)ルークが良い位置にある時である。その例として図83を考えてみよう。
図83
グレツキー対コルニッツ、1864年
1.Qf7+ Kb8
黒は 1...Kc8 で白クイーンにa7の地点を占めさせてはならない。1...Kc6 も同様で 2.Qa7 Ra5 3.Qb8 で最新の研究では黒が支えきれない。
2.Qe6 Kb7 3.Qd7+ Kb8 4.Ke4 Ka8 5.Qa4+ Kb7 6.Kd4
6...Rc7!
白キングが5段目を越えてしまうがこの局面では問題とはならない。最新の研究によると 6...Kb8 は 7.Qa6 Kc7 8.Qa7+ Kc6 9.Qb8、6...Ra5 は 7.Qd7+ Kb8 8.Qc6 Ka7 9.Qc7+ Ka6 10.Qb8 で白が勝つ。
7.Kd5 Rc5+ 8.Kd6 Rc7 9.Qb5 Rc5 10.Qd7+ Kb8 11.Qg4 Rc7
黒は Kd7-d8 を許してはならない。
12.Qe2 Kb7
白はこれ以上態勢を良くすることができないので引き分けである。
(この節続く)