第3章 クイーン・エンディング
3.3 クイーン対クイーン(+ポーン)(続き)
A クイーン対クイーン
しかし図91で白キングの位置をもっと有利なd2の地点に代えれば白は自分のクイーンの位置にかかわらずほとんどすべて勝つようになる。
他にも白が勝つことのできる局面が一、二ある。例えば連続チェックの後で相手のクイーンを取れることがたまにあるし、珍しい詰みの形が存在することもある。次のカントロビッチのスタディは非常に意外な例である。
図93
黒は手番であるが負けを免れることができない。白は Kf2(g3)+ から詰みを狙っている。1...Qh4 は 2.Qa1+ から詰まされる。1...Kg1 は 2.Qa7+ Kh1 3.Qh7+ Kg1 4.Qg7+、1...Qf1+ は 2.Kg3+ Kg1 3.Qa7+ Kh1 4.Qh7+ で同様である。何というクイーンの威力であろう。
(この節続く)