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実戦に役立つエンディング(123)

第4章 ルーク・エンディング

4.1 ルーク対ポーン(続き)

 ポーンが孤立している場合それらがあまり進んでいなければ通常はルークが勝つ。実戦からの参考になる局面が図123である。

YKeres123.JPG 図123
レーナー対ロートシルト、1881年

 実戦は 1.Rxh7? Kd5! 2.Rf7 Ke4 3.Kc5 f3 4.Kc4 Ke3 5.Kc3 f2 6.Kc2 Ke2 7.Re7+ Kf3! と進んで引き分けに終わった。

YKeres123A.JPG

 白の初手が致命的な失着だった。危険なのはhポーンでなくfポーンである。白は次のように指せば勝つことができた。

1.Rf8!

 または 1.Rd8+ Ke5 2.Kc5 でも良い。

YKeres123B.JPG

1...Ke5 2.Kc5

YKeres123C.JPG

2...Ke4

 2...h5 3.Re8+ Kf5 4.Kd4 h4 なら勝つための最も簡明な手は 5.Kd3 から 6.Ke2 である。

3.Kc4 Ke3 4.Kc3

YKeres123D.JPG

4...h5

 4...f3 は 5.Re8+ Kf2 6.Kd2 h5 7.Rh8 Kg2 8.Ke3 から 9.Rg8+ で白の簡単な勝ちである。

5.Re8+ Kf2

YKeres123E.JPG

6.Kd2

 6.Rh8 は 6...Ke2 の後また 7.Re8+ と指さなければならないので無駄である。7.Rxh5 と取ると 7...f3 で引き分けになってしまう。

6...h4 7.Rh8 Kg3 8.Ke2 h3 9.Rg8+

YKeres123F.JPG

この後 10.Kf2 で白の簡単な勝ちである。

(この節続く)

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2008年03月27日 09:21に投稿されたエントリーのページです。

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