第4章 ルーク・エンディング
4.2 ルーク+ポーン対ルーク(続き)
A ルーク+ルーク列ポーン
もし白ルークの位置がd2だったら(図148)黒が 1...Rd8 と指せなくても白の勝つ可能性はなくなる。
図148
1.Kb5 Rb8+ 2.Kc6 Rc8+ 3.Kb7 Rc1!
4.a6 4.Rb2 と 4.Ra2 は 4...Kd7 と応じられる。4...Rb1+ 5.Kc7 5.Ka7 は 5...Ke7 で引き分けである。5...Rc1+ 6.Kd8 Ra1 7.Rh2 Rd1+! 8.Ke8 Rg1 9.Rh6+ Kd5
10.a7 10.Kd7 なら 10...Kc5 11.Kc7 Rg7+ である。10...Rg8+ 11.Kf7 Ra8 で引き分けである。
もちろんルークとルーク列ポーン対ルークには妙手や意表の手を含んだ面白い局面がまだまだたくさんある。しかし本書の目的にかなう局面はこれで十分である。次はルーク列以外のポーンのルーク・エンディングを検討しよう。そしてさらに面白く複雑な可能性に巡り合うことだろう。
(この節続く)