第4章 ルーク・エンディング
4.2 ルーク+ポーン対ルーク(続き)
B ルーク+ルーク列以外のポーン
(b)6段目のポーン
図157は白ルークをc1に置いた局面である。
図157
白ルークがc4、c5、c6を除いたc列にいる場合はすべて白の勝ちである。この3枡がどうして引き分けになるのかは後述する。
1...Rb7+
2.Kd8
この手は白ルークがc8にいる場合は
引き分けになる(2...Kf6)。しかしその場合には 2.Kd6 Rb6+ 3.Kd7 Rb7+ 4.Kc6 で白が楽に勝つ。白ルークがc4またはc5にいる場合は
2.Kd8 は 2...Kf6 3.e7 Rxe7! 4.Rf4+ Ke5 で引き分けになる。
本譜の手に対して白は 2.Kd6 でも勝てる。2...Rb6+ 3.Kd7 3.Rc6 は 3...Rb8! 4.Rc1 Kf8! で引き分けになる。3...Rb7+ 白ルークがc4またはc5だったら 3...Kf6! で引き分けになる。4.Rc7 Rb8 5.Rc8! Rb7+ 6.Kc6
で白が楽に勝つ。
2...Kf6
最初に白ルークがc6にいたら
黒は 2...Kf8! で引き分けにできる。しかし 2...Rb8+ は 3.Rc8 ですぐに白の勝ちになる。この変化で白の1手前の手が 2.Kd6 だったら
2...Kf6! で引き分けになる。
3.e7!
白の勝つ手はこの好手だけである。
3...Rb8+
4.Kd7
4.Kc7 も可能で 4...Ra8 5.Ra1! Re8 6.Kd6 で白が勝つ。この手順中 4...Re8 ならば 5.Kd6 Ra8 6.Rf1+ Kg7 7.Ra1! で良い。
4...Rb7+ 5.Kd6
5...Rb6+
5...Rb8 なら 6.Rf1+ Kg7 7.Kc7 Ra8 8.Ra1! で白が勝つ。
6.Kc7! Re6 7.Kd8 Rd6+ 8.Ke8
で白が楽に勝つ。
図157で白ルークがe1の場合は次のように白が勝つ。
1...Rb7+ 2.Kd8 Rb8+ 3.Kd7! 3.Kc7? は 3...Ra8! で引き分けになってしまう。3...Rb7+ 4.Kc8 Re7 5.Kd8
で白が勝つ。しかし白ルークがe5の場合は例外で、この最後の局面で黒が 5...Kf6! と指すことができて引き分けになる。
白ルークがe8の場合
黒は 1...Ra2! で引き分けにできる。
(この節続く)