第4章 ルーク・エンディング
4.2 ルーク+ポーン対ルーク(続き)
B ルーク+ルーク列以外のポーン
(b)6段目のポーン
図158は白ルークがd1にいる局面である。
図158
この局面も一つの例外を除いて白ルークがd列のどこにいても白が勝つ。唯一の例外とはd7で黒は 1...Ra2! で引き分けにすることができる(図154を参照)。
1...Rb7+
白ルークがd5ならば黒は 1...Kg6 を試してくるかもしれない。
しかしそれでも白が勝つ。2.Rd8 2.Rd1 でも良い。2...Rb7+ 白の狙いは 3.Ke8 である。2...Kf5 は 3.Kf7 で白が勝つ。3.Rd7 Rb8 3...Rb6 なら 4.Ra7 Kf5 5.Ra5+ Kg6 6.Ra1! Rb7+ 7.Kd8 Rb8+ 8.Kc7 Rb2 9.Re1 で白が勝つ。この局面は後にまた触れる。4.Ra7! Kg7
後は図156と同様に 5.Kd6+ Kf6 6.Kd7! Kg7 7.Ke7! で白が勝つ。
2.Rd7
2...Rb1
2...Rb8 は 3.Rd8 Rb7+ 4.Kd6 で本譜と同じになる。2...Rb6 は 3.Ke8+ Kf6 4.e7 Ke6 5.Kf8! で白が勝つ。
3.Rd8
白の狙いは 4.Ke8 である。すぐに 3.Ke8+ と指すと 3...Kf6 4.e7 Ke6! で引き分けになってしまう。
3...Rb7+ 4.Kd6
4...Rb6+
白の狙いは 5.e7 である。それを 4...Kf6 で防ぐのは 5.Rf8+ から 6.e7 で白が勝つ。
5.Kd7 Rb7+ 6.Kc6
6...Re7
6...Ra7 なら 7.Rd7+ で白が勝つ。
7.Kd6
これで白の勝ちである。
(この節続く)