第4章 ルーク・エンディング
4.2 ルーク+ポーン対ルーク(続き)
B ルーク+ルーク列以外のポーン
(b)6段目のポーン
白ルークが他の地点にいる場合も勝ち方は黒キングがg7にいる場合と同じである。例外は白ルークがd列にいる場合で図160のように白はもっと苦労する。
図160
1...Rb7+
白ルークがd5にいる時は 1...Ra2! 2.Ke8 Kf6 3.e7 Ke6!、白ルークがd7にいる時は 1...Ra2! で黒は引き分けにできる。
しかし白ルークがd4にいる時は 1...Ra2 2.Ke8! Kf6 3.e7 Ke6 4.Re4+ で白が勝つ。
2.Rd7
2...Rb8
2...Rb6 は 3.Ra7 Kf5 4.Ra5+ Kg6 5.Ra1 で図159のように白が勝つ。2...Rb1 も 3.Ra7 で白が勝つ。
3.Ra7!
図158(黒キングがg7にいる)では白は 3.Rd8 Rb7+ 4.Kd6 Rb6+ 5.Kd7 Rb7+ 6.Kc6 で楽に勝つことができた。しかしここではこの後 6...Ra7! で 7.Rd7 がチェックにならないから引き分けになってしまう。だから白は手数のかかる手順を取らなければならない。
3...Kg7
これで図156で黒が最強の 1...Rb8 と指した局面になった。そこで見たように白は 4.Kd6+ Kf6 5.Kd7! Kg7 6.Ke7! Rb1 7.Ra8 Rb7+ 8.Kd6 Rb6+ 9.Kd7 Rb7+ 10.Kc6 Re7 11.Kd6 Rb7 12.e7 で勝つ。この重要な手順については図156の詳細な分析を参照されたい。
(この節続く)