第4章 ルーク・エンディング
4.2 ルーク+ポーン対ルーク(続き)
B ルーク+ルーク列以外のポーン
(c)2段目から6段目までのポーン
図162の局面を1列または2列左に移動すると黒ルークの横からのチェックが近すぎるか不可能なので白の勝ちである。さらに付け加えるとフィリドールの局面で黒が受け方を間違った場合次のような局面になる可能性がある。
図164
この局面は次のように白が簡単に勝てる。1.Rh7 Kg8 2.Rg7+ Kf8 2...Kh8 なら 3.Rg1 から 4.Kf7 で良い。3.e7+ Ke8 4.Rg8+ 図164を左または右へ移動しても結果は変わらない。例外は局面を2列右へ移動した場合で次のように白ルークの活動の余地がなくなる。
1.Rh7+ Kg8(2.g7? Rd6+) 又は 1.Re6 Ra8 2.g7+ Kg8 でどちらも引き分けである。
これまでの局面はかなり単純で深く分析しなくても理解できる。しかし上手な選手なら記憶しておかなければならない。フィリドールの局面でいつも敵キングを6段目で遮断できるとは限らない。だから必要なら他の手段も使えるようにしておく必要がある。
(この節続く)