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あなたの棋力診断(17)

第4章 攻め方

第17局

 本局のあなたは白番で、指導パートナーはチェコのベテラン選手のレイフィルである。対戦相手はオーストリアの国際マスターのヨセフ・ロクベンツである。この試合は1956年のチェコスロバキア対オーストリア戦で指された。局面図までの手順は次のとおりである。

1.c4 Nf6 2.Nc3 g6 3.e4 d6 4.d4 Bg7 5.f3 O-O 6.Be3 e5 7.d5 Nh5 8.Qd2 f5 9.exf5 gxf5 10.O-O-O Nd7 11.Nh3 Ndf6 12.Bg5 Qe8 13.Bd3 Qf7

YRate17.JPG

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14.Rhg1

 2点。キング翼インディアン防御のこの型では白はクイーン側にキャッスリングし攻撃のためにキング翼の縦筋を開けることを目指す。そのための作戦として二つの方法がある。一つはf列のポーンを突くことともう一つはg列のポーンを突くことである。g列のポーンを突く方が勝る理由は攻撃が黒キングを直撃することと本局のように黒が ...f4 で反撃すると白がe4の地点を確保できるということである。本譜と同じ意図の 14.Nf2 と 14.Rdg1 も同じ2点である。

14...c6

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15.Rdf1

 3点。f列の隠れた釘付けのために g4 突きが既に黒の脅威となっている。大局的な悪手の 15.dxc6 bxc6 は1点減点である。こうなると素通しのb列、中央の可動性のある多数派ポーン、それから攻撃目標となる白のc列のポーンのために黒が非常に有望となる。本譜の手の後 15...cxd5 16.cxd5 Nxd5?? は 17.Bc4 でだめである。

15...f4

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16.Nf2

 1点。16.g4? は 16...fxg3e.p. と取られるので4点減点である。

16...cxd5

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17.cxd5

 1点。

17...Qc7

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18.g4

 2点。

18.fxg3e.p.

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19.hxg3

 1点。

19...Bd7

 19...Nxd5 は 20.Bxh7+ Kxh7 21.Qxd5(次に Rh1 の狙い)が決まる。

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20.Kb1

 3点。白は注意が必要である。すぐに 20.g4?(1点減点)と突くのは 20...Nf4 21.Bxf4 exf4 22.Qxf4 Nxd5 となって弾みがつくのは黒の攻撃の方である[訳注 23.Qc4 で白が良いようです]。代わりに 20.f4(0点)ならポーンを犠牲に 20...e4 21.Nfxe4 Nxe4 22.Bxe4 Rac8 でやはり黒が局面の支配権を握ることができる[訳注 ここも 23.g4 で白が良いようです]。一般的にこの戦法では黒の黒枡ビショップの斜筋を開けさせないように白は最大限の注意を払わなければならない。

20...b5

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21.Rc1

 1点。白は今のところキング翼での活動を抑えられているので反対翼に目を向けて素通しのc列の活用に期待をかける。しかし 21.Bh6(3点)ならもっと一貫性のある指し方だった。

21...Qb6

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22.Be3

 この手または 22.Bh6 は2点[訳注 22.Bh6 は 22...Bxh6 23.Qxh6 Qxf2 で白が良くないようです]。

22...Qb7

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23.Bh6

 1点。

23...Rf7

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24.Rg2

 3点。h5のナイトをいじめたいので 24.Bxg7(1点)より強い手である。

24...Ne8

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25.Rh2

 3点。25.Rh1(2点)よりもこの手の方が勝る理由は 25...Nxg3 と取ってくれば 26.Bxh7+! Kxh7 27.Bxg7+ Kxg7 28.Qg5+ Kf8 29.Rh8# で頓死させることができるからである。

25...Nhf6

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26.g4

 2点。白はキング翼での全面攻撃を再開する。26.Bxg7(1点)はまだ急がなくても良い。黒から 26...Bxh6 と取ってくれば 27.Qxh6 で白のお手伝いになるし 26...Bh8 は 27.Qg5+ でなおさら良くない。

26...Nc7

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27.g5

 3点。dポーンを守る手は0点である。本譜の手に対して黒は 27...Nfxd5 とはできない。それは 28.Nxd5 Nxd5 29.Be4 Be6 30.Rd1 で駒損になる。27.Rg1 は2点である。

27...Ne8

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28.g6

 4点。列をもう一つこじ開ける。黒陣は重大な事態である。28.Rg1 は 28...Bf5 で黒が抵抗できるので1点である。

28...hxg6

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29.Bxg6

 1点。

29...Bf5+

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30.Bxf5

 1点。

30...Rxf5

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31.Rg1

 2点。

31...Rd8

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32.Bxg7

 2点。32.Rhg2 も同じく2点。

32...Nxg7

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33.Rxg7+

 4点。しかし即詰みになる 33.Rh8+! は7点である。以下 33...Kf7(33...Kxh8 は 34.Qh6+ で次に詰む)34.Rxg7+! Kxg7 35.Qh6+ Kf7 36.Qh7+ Kf6 37.Ne4# で詰む。

33...Kxg7

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34.Qh6+

 1点。

34...Kf7

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35.Qh7+

 1点。

35...Ke8

 35...Kf6 は 36.Ne4# で詰んでしまう。

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36.Qxf5

 1点。

 黒投了。

診断 本局の主題は敵陣に通じる縦筋の開通を伴うキング翼攻撃の手法である。本局の成績が悪かったら白の主要な作戦をやり遂げることに集中しないで盤の他の方面に気を取られたことを示している。

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2008年05月14日 09:48に投稿されたエントリーのページです。

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