« 囲いの崩し方012 | メイン | 囲いの崩し方013 »

チェス世界選手権争奪史(35)

第2章 ビルヘルム・シュタイニッツ(続き)

 これで対戦成績がツーカートルトの4勝3敗になった。両対局者は休息をとりたかったかのように第8局でははやばやと引き分けにした。第9局で白番のツーカートルトはまたクイーン翼ギャンビットを指しキング翼攻撃で指し過ぎシュタイニッツが対戦成績を互角に戻した。この後舞台はニューオーリンズに移り2月26日に試合が再開された。

 第10局はシュタイニッツの白番で21手で引き分けになった。この後シュタイニッツは少なくともこの相手に対しては受けが最も有望な攻撃策であると判断したようだった。そして第11局では16手目で次のような堅固な陣形を築いた。

YFMF035A.JPG

 ツーカートルトは痺れを切らして 17.Bxh7+ Kxh7 18.Qh5+ Kg8 19.Rh3 -19.c4 なら駒を取り返せるがほとんどすることがない局面になる- と攻め立てたが 19...f6 と指されて敗勢になった。チェックが繰り返された後-なぜツーカートルトが引き分けを申し立てなかったのかは不可解である-
YFMF035B.JPG
シュタイニッツは 31...Ke7! と指し次のように簡単に勝った。32.Re3+ Kf8 33.Qh8+ Bg8 34.Bh6 Re7!
YFMF035C.JPG
これでシュタイニッツが対戦成績を5-4とリードした。

(この章続く)

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2009年09月20日 08:49に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「囲いの崩し方012」です。

次の投稿は「囲いの崩し方013」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。