「Chess Life」2009年8月号(4/8)
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表紙特集
ヒカル!(続き)
クリス・リトルジョンとは何者か
クリス・リトルジョンはレイティング2220の国内マスター(NM)でテキサス大学ダラス校(UTD)の卒業生である。彼とナカムラは共通の友人のジェーソン・ドスを介してインターネット・チェスクラブで知り合った。後に二人はAOLインスタントメッセンジャー上でおしゃべりをし、2005年ミネアポリスでのHBグローバル大会で初めて顔を合わせた。二人は2006年から正式に協力してきた。そして2007年10月からリトルジョンがナカムラの布局の準備を受け持ってきた。
リトルジョンがNMのレイティングに到達したのは2006年5月で、皮肉にもUTDが開催し、出場したヒカルが5-0の成績でナカムラ・オープンとあだ名された大会だった。ナカムラほどの実力を持っている者にこんなに低いレイティングの助手がいるのは他に聞いたことがない。一流グランドマスターたちは時おり若いIMを選ぶことがあるが-例えばワシリー・イワンチュクはメキシコのIMマヌエル・レオン・オホスと一緒に研究している-リトルジョンのような称号のない選手の例はなかった。
ナカムラは自分たち独自の研究方法を編み出してきたと言う。「レイティングの高さが問題になるとは思わない。」とヒカルは相棒のことを言う。「棋風を理解し布局を研究することができるならばそれで何も問題ない。彼のレイティングが2400でなく2200であるだけだ。何が違うかといえば彼の技術力がIMほど高くないということだけだと思う。しかし僕のために研究することができるならば何も問題ない。対局するのは僕なのだから。」
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(この号続く)