<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss version="2.0">
   <channel>
      <title>チェスの玉手箱</title>
      <link>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/</link>
      <description></description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2009</copyright>
      <lastBuildDate>Sat, 07 Nov 2009 09:32:18 +0900</lastBuildDate>
      <generator>http://www.sixapart.com/movabletype/</generator>
      <docs>http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss</docs> 

            <item>
         <title>囲いの崩し方０２２</title>
         <description><![CDATA[<img alt="YKA022.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YKA022.JPG" width="168" height="168" />　白の手番

「Chess Informant 9」 
Combinations
18. LORENZ - ESPIG, DDR

<b>1.Bxh6! gxh6 2.Qd2 Rc7 3.Qxh6 Rg7 4.Nh5 Qe7 5.Ng5 +-</b> [△6.Nf7] <b>5...fxg5 6.hxg5 Rh7 7.gxh7+ 1-0</b> [7...Qxh7 8.Nf6+ Rxf6 9.gxf6+ Kh8 10.Qg7+! Qxg7 11.fxg7+ Kg8 12.f6 △13.f7+ +-]]]></description>
         <link>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1427.html</link>
         <guid>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1427.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">囲いの崩し方</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 07 Nov 2009 09:32:18 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>チェス世界選手権争奪史（８３）</title>
         <description><![CDATA[<b><big>第４章　ホセ・ラウル・カパブランカ</big></b>（続き）

　ほとんどのチェス愛好家にとって１９２０年代前半は退屈以外の何物でもないように思われたに違いない。実際は大違いで、チェスの考え方に一種の革命が起きていたことが広く感じられる。一群の新世代のマスターたちが第一次世界大戦後登場していて、シュタイニッツとタラシュがずっと以前に勝利に不可欠と断言した棋理に合った布局の指し方の原則すべてに背いているように見えた。振り返って見れば、彼らの教義の最も明快な解説である『チェスの現代思想』を書いた一番巧みな主唱者のリハルト・レーティの著作を通してこれらの「超現代派」（５０年後の今では変な用語に見える）は驚くほど短い期間に今日我々が知っているようにチェスになくてはならない多くの考え方を確かに創案した。そして彼らの出現は明らかにチェスの発展において転換点を成した。これはもちろん真実の部分もあるが、関係者たち自身によるのと同じくらい時代の状況によって助長された幻想の部分もある。

　ジークベルト・タラシュがシュタイニッツの教えの普及に乗り出した（即ち広く流布しようとした）とき彼は真の天才的な教育のやり方でそれを行なった。それは主として単純化の天才と言うべきものである。彼は一般的な原則を明解な表現による命令という形で教え込んだ。つまり「ビショップより先にナイトを展開せよ、序盤で同じ駒を二度動かすな」など精選された例によって例示したのである。彼の影響力はコントラクトブリッジのチャールズ・ゴーレンとほとんど同じだった。ゴーレンは熟達者の手札評価方法をいくつかの簡単な規則に変換した点数制を普及させたという意味で同じだった。両者の結果は同様だった。以前より多くの人たちがそれぞれの競技を理解し易くなり楽しんで行なうようになった。そのやり方が作り出した愛好者たちを利用して生活の糧を得る人たちが受けた恩恵は数え切れないほどである。しかし彼らの教え方は本質的に教条主義の傾向を持ち込むことにもなった。二人ともある程度「理屈を規則で置き換えることによって」大衆を教化した。そしてある段階を越えて上達するためにはどちらの競技も規則の背後にある理屈を見抜くことが必要である。

（この章続く）]]></description>
         <link>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1426.html</link>
         <guid>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1426.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">チェス世界選手権争奪史</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 07 Nov 2009 08:40:26 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>「ヒカルのチェス」（１４９）</title>
         <description><![CDATA[
<font color=blue><b><big>「British Chess Magazine」2009年8月号</big></b></font>(1/2)

<img alt="Y091106A.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091106A.JPG" width="259" height="375" />
「ナカムラがサンセバスティアンで優勝」

<font color=blue>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font>

<b><big>編集長の言葉</big></b>

　スペインのサンセバスティアンでは世界選手権への夢を抱く別の若い選手が現れた。それは２１歳のヒカル・ナカムラで、２５歳のルスラン・ポノマリョフを優勝決定戦で下した。フィッシャー以来の最も有望な米国人世界選手権者候補という期待が高まっている。カパブランカと符合する点がある。カパブランカも大西洋を渡って来たスターで、ほぼ１００年前にサンセバスティアンでの大会でヨーロッパに初めて気概を知らしめた。

<font color=blue>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font>

<font color=green>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font>

<b><big>目次</big></b>

<b>４０８ページ　サンセバスティアン</b>　現在最も有力な世界選手権挑戦候補の若者は誰だろうか。マグヌス・カールセンだろうか。それともヒカル・ナカムラだろうか。<b>ここに吟味する魅力的な資料がたくさんある。</b>

<font color=green>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font>

<font color=brown>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font>

<b><big>サンセバスティアン</big></b>

<img alt="Y091106B.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091106B.JPG" width="176" height="243" />

　１９１１年２月にスペインのバスク地方のサンセバスティアン市が大きなチェス大会を主催した。優勝したのはルビーンシュタインとビドマールに半点差をつけた２２歳のカパブランカだった。これはこのキューバ人の初の大きな大会での優勝で、恐らくいずれラスカーの後を継いで世界チャンピオンとなる最初の明快な兆候でもあった。

　今年また手ごわいチェスの天才が大西洋を渡って同じ市（今日ではよくバスク名で「ドノスティア」とも呼ばれる）の栄えある大会に参加し同じく優勝した。ヒカル・ナカムラは１９１１年のカパよりも約６ヶ月若い。だから彼の未来もばら色だと言わなければならない。ナカムラは元ＦＩＤＥ世界選手権者のルスラン・ポノマリョフと同点１位になったが彼が同点優勝戦を戦うところを見たことがある者ならば誰でもこの米国人の勝ちに乗っただろうし２－０でやはりそうなった。

　面白いことにカパ／ナカの類似性はそれぞれの大会の始まりにまで及ぶ。どちらも初戦から５／６の成績だった。カパの初戦はオシップ・ベルンシュテイン戦で名局賞を受賞したが、ナカは伝説的チェス選手の元世界選手権者アナトリー・カルポフを破っているのでたぶんキューバ人の業績を上回っているだろう。

<table border=1 align=center>
<colgroup align=right><colgroup align=left><colgroup align=center><colgroup align=left><colgroup align=center><colgroup align=center><colgroup align=center><colgroup align=center><colgroup align=center><colgroup align=center><colgroup align=center><colgroup align=center><colgroup align=center><colgroup align=center><colgroup align=center><colgroup align=center>
<tr><td>&nbsp;<td>&nbsp;<td>&nbsp;<td>&nbsp;<td>&nbsp;<td>1<td>2<td>3<td>4<td>5<td>6<td>7<td>8<td>9<td>10<td>合計
<tr><td>1<td>ヒカル・ナカムラ<td>g<td>米国<td>2710<td>◆<td>&frac12<td>&frac12<td>&frac12<td>1<td>&frac12<td>1<td>&frac12<td>1<td>1<td>6&frac12
<tr><td>2<td>ルスラン・ポノマリョフ<td>g<td>ウクライナ<td>2727<td>&frac12<td>◆<td>&frac12<td>&frac12<td>1<td>1<td>1<td>1<td>&frac12<td>&frac12<td>6&frac12
<tr><td>3<td>ピョートル・スビドレル<td>g<td>ロシア<td>2739<td>&frac12<td>&frac12<td>◆<td>&frac12<td>&frac12<td>&frac12<td>1<td>&frac12<td>&frac12<td>1<td>5&frac12
<tr><td>4<td>ルスタム・カシムジャーノフ<td>g<td>ウズベキスタン<td>2672<td>&frac12<td>&frac12<td>&frac12<td>◆<td>&frac12<td>&frac12<td>0<td>1<td>&frac12<td>1<td>5
<tr><td>5<td>フランシスコ・バリェホ・ポンス<td>g<td>スペイン<td>2693<td>0<td>0<td>&frac12<td>&frac12<td>◆<td>&frac12<td>&frac12<td>1<td>1<td>1<td>5
<tr><td>6<td>セルゲイ・モブセシアン<td>g<td>スロバキア<td>2716<td>&frac12<td>0<td>&frac12<td>&frac12<td>&frac12<td>◆<td>&frac12<td>&frac12<td>&frac12<td>1<td>4&frac12
<tr><td>7<td>マクシム・バシエ＝ラグラーブ<td>g<td>フランス<td>2703<td>0<td>0<td>0<td>1<td>&frac12<td>&frac12<td>◆<td>&frac12<td>1<td>1<td>4&frac12
<tr><td>8<td>フリオ・グランダ・スニーガ<td>g<td>ペルー<td>2647<td>&frac12<td>0<td>&frac12<td>0<td>0<td>&frac12<td>&frac12<td>◆<td>1<td>&frac12<td>3&frac12
<tr><td>9<td>パブロ・サン・セグンド<td>g<td>スペイン<td>2570<td>0<td>&frac12<td>&frac12<td>&frac12<td>0<td>&frac12<td>0<td>0<td>◆<td>&frac12<td>2&frac12
<tr><td>10<td>アナトリー・カルポフ<td>g<td>ロシア<td>2644<td>0<td>&frac12<td>0<td>0<td>0<td>0<td>0<td>&frac12<td>&frac12<td>◆<td>1&frac12
</table>
ドノスティアＧＭ－Ａグループ、サンセバスティアン（スペイン）、２００９年７月７－１６日
平均レイティング２６８２、第１８水準、決着率２０／４５（４４％）

<font color=brown>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font>

（この号続く）]]></description>
         <link>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1425.html</link>
         <guid>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1425.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">ヒカルのチェス</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 06 Nov 2009 09:03:25 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>チェス世界選手権争奪史（８２）</title>
         <description><![CDATA[<b><big>第４章　ホセ・ラウル・カパブランカ</big></b>（続き）

　（１９１１年サンセバスティアン大会での自分の試合の評価についてカパブランカは次のように書いていた。「収局の腕前は最高の水準に達していた。それまで並ぶ者がいないと評されていたラスカー自身よりも私の方が上であると言う選手もいたが、上回ってはおらずちょうど同じだったと思う。」）

　気落ちし慣れない気候にも悩まされていたに違いないラスカーは抵抗する気持ちも萎えてしまった。第１１局は成すところなく負け、第１２局と第１３局は引き分けたが第１４局ではとんでもないポカを出してしまった。

<img alt="YFMF082A.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF082A.JPG" width="162" height="162" />

この局面でラスカーは <b><font color=red>29.Kh2?</font></b> と指し <b><font color=red>29...Ng4+</font></b> から <b><font color=red>30...Ne5</font></b> で簡単に交換損になってしまった。対局終了後ラスカーは主催者に近づき、体調不良により番勝負を放棄することを認めて欲しいと申し入れた。この要請は拒否するわけにはいかなかった。それで１０年間待った末の番勝負の結果カパブランカがついに世界選手権者になった。口さがない大衆の中には「信じられないほどつまらない」と思った者もいた。新選手権者は後年にチェス全般について同じような意見を表明した。

（この章続く）]]></description>
         <link>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1424.html</link>
         <guid>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1424.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">チェス世界選手権争奪史</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 06 Nov 2009 08:53:21 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>チェス世界選手権争奪史（８１）</title>
         <description><![CDATA[<b><big>第４章　ホセ・ラウル・カパブランカ</big></b>（続き）

　このつまづきにもかかわらずラスカーがひるんだ気配はみじんもなかった。そして次の４局は引き分けだった。第１０局でラスカーは序盤から優勢になって１６手目のあと次の局面になった。

<img alt="YFMF081A.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF081A.JPG" width="162" height="162" />

　ラスカーはここで 17.Bxd5 と指したが優勢になれなかった。カパブランカの番勝負中負ける危険性は全然なかったという豪語に触発されて後に広範な研究が行なわれたが 17.Bxf6 でも白に勝ちはないことが明らかにされた。もっとも黒の受けは次のように非常に難しい。17.Bxf6 Nxf6 18.Ng6! Rfe8（18...fxg6 19.Rxe6 Bc4 20.Rxe7 +/-）19.Rxe6! fxe6 20.Bxe6+ Kh7 21.Nf8+ Kh8 22.Qh7+! Nxh7 23.Ng6#
<img alt="YFMF081B.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF081B.JPG" width="130" height="130" />
だから黒は 17...Bxf6 と取らなければいけないが 18.Bxd5 exd5 19.Qf5 のあと 19...Bc6
<img alt="YFMF081C.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF081C.JPG" width="130" height="130" />
で受け切れる局面である（20.Ng4 Bg5 21.f4 g6!）。本局の総譜は次のとおりである。

<b><big>クイーン翼ギャンビット拒否
白　ラスカー
黒　カパブランカ</big></b>

<b><font color=red>1.d4 d5 2.c4 e6 3.Nc3 Nf6 4.Bg5 Be7 5.e3 O-O</font></b>

<img alt="YFMF081D.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF081D.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>6.Nf3 Nbd7 7.Qc2 c5 8.Rd1 Qa5 9.Bd3 h6 10.Bh4 cxd4</font></b>

<img alt="YFMF081E.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF081E.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>11.exd4 dxc4 12.Bxc4 Nb6 13.Bb3 Bd7 14.O-O Rac8</font></b>

<img alt="YFMF081F.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF081F.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>15.Ne5</font></b>（15.Qe2!）<b><font color=red>15...Bb5! 16.Rfe1 Nbd5 17.Bxd5 Nxd5 18.Bxe7 Nxe7 19.Qb3 Bc6 20.Nxc6 bxc6 =</font></b>

<img alt="YFMF081G.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF081G.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>21.Re5 Qb6 22.Qc2 Rfd8 23.Ne2</font></b>（23.Na4!）<b><font color=red>23...Rd5 24.Rxd5 cxd5 25.Qd2 Nf5</font></b>

<img alt="YFMF081H.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF081H.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>26.b3</font></b>（26.g3!）<b><font color=red>26...h5 27.h3?</font></b>（27.Ng3! または 27.g3!）<b><font color=red>27...h4! -/+ 28.Qd3 Rc6 29.Kf1 g6 30.Qb1 Qb4</font></b>

<img alt="YFMF081I.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF081I.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>31.Kg1 a5! 32.Qb2 a4 33.Qd2 Qxd2 34.Rxd2 axb3 35.axb3 Rb6</font></b>

<img alt="YFMF081J.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF081J.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>36.Rd3 Ra6 37.g4 hxg3e.p. 38.fxg3 Ra2 39.Nc3 Rc2 40.Nd1 Ne7</font></b>

<img alt="YFMF081K.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF081K.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>41.Ne3 Rc1+ 42.Kf2 Nc6 43.Nd1</font></b>

<img alt="YFMF081L.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF081L.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>43...Rb1</font></b>（43...Nb4 44.Rd2 Rb1 45.Nb2 Rxb2 46.Rxb2 Nd3+ 47.Ke2 Nxb2 48.Kd2 =）<b><font color=red>44.Ke2? Rxb3 45.Ke3 Rb4 46.Nc3 Ne7 47.Ne2 Nf5+ 48.Kf2 g5</font></b>

<img alt="YFMF081M.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF081M.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>49.g4 Nd6 50.Ng1 Ne4+ 51.Kf1 Rb1+ 52.Kg2 Rb2+ 53.Kf1 Rf2+</font></b>

<img alt="YFMF081N.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF081N.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>54.Ke1 Ra2 55.Kf1 Kg7 56.Re3 Kg6 57.Rd3 f6 58.Re3 Kf7</font></b>

<img alt="YFMF081O.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF081O.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>59.Rd3 Ke7 60.Re3 Kd6 61.Rd3 Rf2+ 62.Ke1 Rg2 63.Kf1 Ra2</font></b>

<img alt="YFMF081P.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF081P.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>64.Re3 e5 65.Rd3 exd4 66.Rxd4 Kc5 67.Rd1 d4 68.Rc1+ Kd5 白投了</font></b>

<img alt="YFMF081Q.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF081Q.JPG" width="162" height="162" />

（この章続く）]]></description>
         <link>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1423.html</link>
         <guid>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1423.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">チェス世界選手権争奪史</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 05 Nov 2009 08:52:54 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>世界のチェス雑誌から（５６）</title>
         <description><![CDATA[<font color=red><b><big>「Chess Life」2009年10月号</big></b></font>(2/3)

<font color=blue>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font>

<b>教育界</b>

<b><big>すごいぞロブソン</big></b>（続き）

　次の試合はＩＭサム・シャンクランドが本誌のために特に解説してくれたものである。この試合には本大会に特徴的な多種多様な要素が現れていてこの大会をよく象徴している。その要素とは順位に関係のない激しく妥協のない戦い、重要な、時には直感で、決断が要求されるいくつかの急所の局面、相手の読みの積極的な妨害、別の作戦を選ぶ柔軟性、そして最も大切と思われるお互いへの敬意と協力的な真理追究の雰囲気で対局後の検討を行なうことである。サムの解説は分かり易くて読むのが楽しい。

<b><big>自戦解説　ＩＭサム・シャンクランド</big></b>

<b><big>シチリア防御スヘーファニンゲン戦法 (B84)
白　ＦＭエリオット・リュー (2359)
黒　ＩＭサム・シャンクランド (2553)
２００９年米国ジュニア選抜大会第６回戦、２００９年７月１５日</big></b>

　この大会はかなり出来が悪かった。この試合は２連敗後の対局である。最初の負けはルーク得でポカを指したことによるもので、次の負けは相手の２２手の布局研究にはまったためである。エリオットも不調で、直前まで３連敗していた。しかしこのような状況でも我々はなんとか非常に面白い戦いをすることができた。

<b><font color=red>1.e4 c5 2.Nf3 d6 3.d4 cxd4 4.Nxd4 Nf6 5.Nc3 a6</font></b>

<img alt="YCM0056A.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056A.JPG" width="162" height="162" />

　このナイドルフ戦法が私の好きな定跡である。

<b><font color=red>6.Be3 e6 7.Be2!?</font></b>

　これは良い手であるが全然別方向のスヘーファニンゲン戦法に行ってしまう。7.f3 b5 8.Qd2 Nbd7 9.O-O-O（9.g4 h6 10.O-O-O b4）ならほぼ主手順の範囲内である。

<img alt="YCM0056B.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056B.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>7...Qc7</font></b>

　この融通性のある手はカスパロフの好んだ手である。黒は 7...b5 と指したいのだが今のところは無理である。...Qc7 は黒がいつでも指したい手だが、ｂ８のナイトはｃ６とｄ７のどちらが良いのかまだ不明である。7...b5? は 8.Bf3! e5（8...b4 9.e5 dxe5 10.Nde2 は白の戦力得になる）9.Nf5 で白が明らかに有利である。

<b><font color=red>8.a4</font></b>

　この手は黒からの ...b5 を止めている。

<b><font color=red>8...b6</font></b>

　黒がこの手を指さずに 8...Be7 9.O-O O-O 10.f4 Nc6 と指せば局面はスヘーファニンゲン戦法に移行する。

<b><font color=red>8.f4 Bb7 9.Bf3 Nbd7 11.Nb3</font></b>

<img alt="YCM0056C.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056C.JPG" width="162" height="162" />

　黒は ...Nc5 でｅ４のポーンを取る手を狙っていた。

<b><font color=red>11...Be7 12.O-O O-O 13.g4</font></b>

<img alt="YCM0056D.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056D.JPG" width="162" height="162" />

　このような手はこの種の戦型では普通の手である。白は自分のキングが何も切迫した状況にないのでキング翼の陣地を広げることができる。

<b><font color=red>13...Nc5</font></b>

　この手はもう一つのナイトがｄ７に来れるようにするためである。

<b><font color=red>14.Nxc5</font></b>

<img alt="YCM0056E.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056E.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>14...bxc5!?</font></b>

　14...dxc5 と取る手もあるが次のようにつまらない局面になるようである。15.e5 Rfd8 16.Qe2 Nd5 17.Nxd5 Bxd5 18.Bxd5 Rxd5 19.c4 Rd7 20.Rad1
<img alt="YCM0056F.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056F.JPG" width="130" height="130" />
こうなれば引き分けの可能性が非常に高い。

<b><font color=red>15.g5 Nd7 16.Bg2</font></b>

<img alt="YCM0056G.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056G.JPG" width="162" height="162" />

　白は Rf3-h3 から Qh5 と指すつもりだが手数がかかる。

<b><font color=red>16...f5?!</font></b>

　これは着想は良いのだがタイミングが悪かったかもしれない。私の見るところ白の唯一の現実的な作戦は Rf3-h3 から攻撃をかけることで、白ルークが既にその変な位置にいれば ...f5 がもっと効果的になる。しかし黒としても白の方から f5 と突いてくる可能性を常に警戒していなければならない。そこでその芽をすぐに摘むことにしたのだった。

　16...Rae8 なら 17.f5 exf5! 18.exf5（18.Rxf5 は 18...g6 19.Rf1 Qd8 20.h4 f6
<img alt="YCM0056H.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056H.JPG" width="130" height="130" />
となって黒の十分満足できる局面だろう。この後 21.Nd5 fxg5 22.Nxe7+ Qxe7 23.Bxg5 Qe5 となれば黒が優勢である。）18...Bxg2 19.Kxg2 Qb7+ 20.Kg1 Qxb2 21.Nd5 Bd8
<img alt="YCM0056I.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056I.JPG" width="130" height="130" />
となるがこの局面が非常に気に入らなかった。理由はｄ５のナイトが非常に強力だしキング翼の白陣の広さが攻撃の可能性を高めていると考えたからである。しかし実際にはあまり恐れることはなくて、この局面は黒の方が少し優勢かもしれない。

<b><font color=red>17.Qe2!</font></b>

<img alt="YCM0056J.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056J.JPG" width="162" height="162" />

　この手待ちは良い手だった。白は Qc4 を狙っている。

<b><font color=red>17...Rae8</font></b>

　黒の狙いは ...fxe4 である。黒はすぐに 17...fxe4? と指したいのだが次の手順でうまくいかない。18.Bh3! e5（18...Rf5 黒は ...d5 と指せるならばこの交換損の犠牲が有効なのだがそれができない 19.Bxf5 exf5 20.Qc4+ Kf8［20...Kh8 は 21.Qf7 で白が良い］21.a5! 黒のナイトにｂ６に来させない。白が優勢である。代わりに 21.Nd5? は 21...Nb6! 22.Nxc7（22.Nxb6 は 22...Qxb6 で黒が ...d5 と指せて優勢である）22...Nxc4 23.Nxa8 Nxe3 24.Nb6 Nxc2
<img alt="YCM0056K.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056K.JPG" width="130" height="130" />
で黒が二重に交換損だが２個の連結パスポーンと双ビショップが強力で白のルークはどちらもすぐには働かない。黒が優勢である。）［訳注　「18.Bh3! e5」のあとの手順ないしは解説が抜けています。］

<b><font color=red>18.Rae1 fxe4</font></b>

<img alt="YCM0056L.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056L.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>19.Nxe4</font></b>

　19.Bxe4? d5 この手は ...dxe4 と ...d4 の両にらみである 20.Bxh7+ Kxh7 21.Qh5+ Kg8 22.Rf3
<img alt="YCM0056M.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056M.JPG" width="130" height="130" />
白の攻撃は強力そうである。直感では黒が守り切れて勝つと思っていたが黒の次の手は気づかなかった。22...Bxg5! 23.Qxg5（23.fxg5 Rxf3 24.Qxf3 d4 白は指し切っていて駒損になり対角斜筋が弱い。完全にだめである。）23...d4 これで黒が駒損を取り戻す。ナイトがｆ６に行けばすべての弱点をカバーする。

<b><font color=red>19...d5 20.Ng3 Bd6</font></b>

　黒は何か手がありそうに見えるが白が Qg4 と指した後では指し方が難しい。

<b><font color=red>21.Qg4</font></b>

<img alt="YCM0056N.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056N.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>21...Nb6</font></b>

　21...d4 これがコンピュータの推薦手で黒が優勢だそうである。実戦ではビショップを強制的に下がらせて白ルークの利きを通させ白ナイトに恒久的なｅ４の安住の地を与えるのは良くないと考えていた。しかし具体的な手順を見るとそうでない。22.Bxb7 Qxb7 23.Bc1 Qd5 24.Ne4 c4
<img alt="YCM0056O.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056O.JPG" width="130" height="130" />
このあと黒は ...Nc5 と指して優勢である。

<b><font color=red>22.Bc1 Bc8 23.b3 e5</font></b>

<img alt="YCM0056P.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056P.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>24.Qh4</font></b>

　これは積極性に欠けた手だった。24.f5!? なら a5 から Bxd5+ が狙える。以下 24...e4 25.g6!（25.c4 は Bxg3! 26.hxg3 g6 で黒も指せる局面のようだがまだまだ難しい。）25...hxg6（25...h6 は前の変化でｇ６の地点が使えないことが決定的に違う。26.c4 で白が主導権を握る。）26.Qxg6 Be5 27.c4
<img alt="YCM0056Q.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056Q.JPG" width="130" height="130" />
となって難解な局面である。

<b><font color=red>24...exf4 25.Rxe8 Rxe8</font></b>

<img alt="YCM0056R.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056R.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>26.Bxf4!</font></b>

　エリオットが a5 突きで賭けに出なかったのは正しい判断だった。例えば 26.a5 fxg3 27.axb6 gxh2+ 28.Kh1 Qxb6!－この手は局後の検討で見つかった。初めは二人とも黒がｄ５を守るために ...Qc6 か ...Qb7 と指さなければいけないと思っていた。－29.Bxd5+ Be6－白が指せているように見えるが実際は黒には何の危険もなく白の負けである。－30.Be4 g6 31.Bb2 c4
<img alt="YCM0056S.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056S.JPG" width="130" height="130" />
これで Bxg6 にはいつでも ...Bd5+ がある。...Qg1# があるので白はルークを最下段から動かすこともできない。黒は戦力的に優勢で、最初はそう見えないかもしれないが白キングの方が黒キングよりはるかに危険な状態である。

<b><font color=red>26...Bxf4 27.Qxf4 Qxf4 28.Rxf4</font></b>

<img alt="YCM0056T.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056T.JPG" width="162" height="162" />

　あとはもう指す余地がほとんどない。

<b><font color=red>28...a5 29.Kf2 Re5 30.h4 Be6 31.Bf3 Nc8 32.Bg4 Bxg4 33.Rxg4 Nd6 34.c3 c4</font></b>

<img alt="YCM0056U.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YCM0056U.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>35.bxc4</font></b>

　局面の均衡を崩すなら 35.b4 が最後の機会だがうまくいかないようである。35...axb4 36.cxb4 c3 で黒の方が完全に速い。

<b><font color=red>35...Nxc4 引き分け</font></b>

　激戦が平和的に終結した。

<font color=blue>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font>

（この号続く）]]></description>
         <link>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1422.html</link>
         <guid>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1422.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">世界のチェス雑誌から</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 04 Nov 2009 09:48:31 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>チェス世界選手権争奪史（８０）</title>
         <description><![CDATA[<b><big>第４章　ホセ・ラウル・カパブランカ</big></b>（続き）

　付け加えればカパブランカも特に準備しなかった。何となれば彼は一度もそういうことをしたことがなかった（マスターの棋力になるまでチェスの本を開いたことがないことが彼の自慢の種だった）。それにそもそも他のいくつかの有利な点があった。対局地は自分の地元だった。そこではチェス愛好家たちが彼を崇拝し彼の慣れた気候だった。それに年も２０歳若かった。それでもラスカーの出だしは上々で最初の４局は優勢だったが全部引き分けに終わった。その後の第５局で不運に見舞われた。

<b><big>クイーン翼ギャンビット拒否
白　カパブランカ
黒　ラスカー</big></b>

<b><font color=red>1.d4 d5 2.Nf3 Nf6 3.c4 e6 4.Bg5 Nbd7 5.e3 Be7 6.Nc3 O-O 7.Rc1</font></b>

<img alt="YFMF080A.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080A.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>7...b6</font></b>

　対局当時この手は既にいくらか旧式になっていて 7...c6 に人気を奪われていた。そのあとの通常の手順は 8.Bd3 dxc4 9.Bxc4 Nd5 10.Bxe7 Qxe7 11.O-O Nxc3 12.Rxc3 e5!
<img alt="YFMF080B.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080B.JPG" width="130" height="130" />
で、この解放の捌きはカパブランカによるものである。

<b><font color=red>8.cxd5 exd5</font></b>

<img alt="YFMF080C.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080C.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>9.Qa4</font></b>

　この番勝負の第１局でカパブランカは 9.Bb5 と指した。しかし 9...Bb7 10.Qa4 a6 11.Bxd7 Nxd7 12.Bxe7 Qxe7 13.Qb3 Qd6!
<img alt="YFMF080D.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080D.JPG" width="130" height="130" />
となって優勢になれなかった。最善手はたぶん 9.Bd3 で実戦例は 9...Bb7 10.O-O c5 11.Qe2 c4 12.Bb1 a6 13.Ne5 b5 14.f4 +/-
<img alt="YFMF080E.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080E.JPG" width="130" height="130" />
である（ビドマール対イェーツ、ロンドン、１９２２年）。

<b><font color=red>9...c5</font></b>

　カパブランカが１９１４年モスクワでの対ベルンシュタイン戦でこの局面の黒番を持った時は 9...Bb7 と指し、以下 10.Ba6 Bxa6 11.Qxa6 c5 12.Bxf6 Nxf6 13.dxc5 bxc5 14.O-O Qb6 15.Qe2
<img alt="YFMF080F.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080F.JPG" width="130" height="130" />
と進んだ時 15...c4 で黒も指せる局面になった。本譜の手はポーンを犠牲にする。

<b><font color=red>10.Qc6 Rb8 11.Nxd5</font></b>

<img alt="YFMF080G.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080G.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>11...Bb7</font></b>

　11...Nxd5 は 12.Qxd5 Bb7 13.Bxe7 Qxe7 14.Qg5 Qxg5 15.Nxg5 cxd4
<img alt="YFMF080H.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080H.JPG" width="130" height="130" />
となって恐らく黒にポーン損の十分な代償がある。

<b><font color=red>12.Nxe7+ Qxe7 13.Qa4</font></b>

<img alt="YFMF080I.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080I.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>13...Rbc8</font></b>

　ここで 13...Bxf3 14.gxf3 cxd4 15.Qxd4 Ne5 16.Be2 Rbd8 17.Qf4 Rd6
<img alt="YFMF080J.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080J.JPG" width="130" height="130" />
と指していたら黒は反撃に期待が持てただろう。本譜の手は思わぬ逆（さか）ねじを食らわされた。

<b><font color=red>14.Qa3! Qe6 15.Bxf6! Qxf6 16.Ba6!</font></b>

<img alt="YFMF080K.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080K.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>16...Bxf3</font></b>

　16...cxd4 は 17.Rxc8 Rxc8 18.O-O で白がはっきりとポーン得になる。

<b><font color=red>17.Bxc8 Rxc8 18.gxf3 Qxf3 19.Rg1 Re8 20.Qd3 g6</font></b>

<img alt="YFMF080L.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080L.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>21.Kf1 Re4 22.Qd1 Qh3+ 23.Rg2 Nf6 24.Kg1 cxd4</font></b>

<img alt="YFMF080M.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080M.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>25.Rc4!</font></b>

　25...Rg4 には 26.Rc8+ Kg7 27.Rxg4 +/- の意図である。

<b><font color=red>25...dxe3 26.Rxe4 Nxe4 27.Qd8+ Kg7 28.Qd4+ Nf6 29.fxe3 Qe6 30.Rf2 g5 31.h4</font></b>

<img alt="YFMF080N.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080N.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>31...gxh4?</font></b>

　31...Kg6 の方が良い受けで 32.hxg5 Ne4 33.Qd3 Qg4+ 34.Rg2 Qh4 35.Qb1 Kg7
<img alt="YFMF080O.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080O.JPG" width="130" height="130" />
でポーンが取り返せて、引き分けに通じる反撃も保持している。しかし本譜の手でも白は容易でない。

<b><font color=red>31.Qxh4 Ng4 32.Qg5+ Kf8 Rf5</font></b>

<img alt="YFMF080P.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080P.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>34...h5</font></b>

　34...Qxe3+ は 35.Qxe3 Nxe3 36.Rf2 で白の楽勝になる。

<b><font color=red>35.Qd8+ Kg7 36.Qg5+ Kf8 37.Qd8+ Kg7 38.Qg5+ Kf8 39.b3 Qd6</font></b>

<img alt="YFMF080Q.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080Q.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>40.Qf4 Qd1+ 41.Qf1 Qd7 42.Rxh5 Nxe3 43.Qf3 Qd4 44.Qa8+ Ke7 45.Qb7+</font></b>

<img alt="YFMF080R.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080R.JPG" width="162" height="162" />

<b><font color=red>45...Kf8?</font></b>

　これは敗着となるポカだった。45...Ke6 か 45...Kf6 なら黒は致命的なクイーン交換を避けられた。実戦はルーク対ナイトの収局になって絶望的である。

<b><font color=red>46.Qb8+ 黒投了</font></b>

<img alt="YFMF080S.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YFMF080S.JPG" width="162" height="162" />

（この章続く）]]></description>
         <link>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1421.html</link>
         <guid>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1421.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">チェス世界選手権争奪史</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 04 Nov 2009 08:54:24 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>囲いの崩し方０２１</title>
         <description><![CDATA[<img alt="YKA021.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/YKA021.JPG" width="168" height="168" /> 　白の手番

「Europe Echecs」 Novembre 2009
Faites-Vous La Main ! 9
Kasparov - Short, Zurich 2001

<b>18.Bh6!! gxh6 19.Qd2! f5 20.exf6e.p. Bd8 21.Qxh6 Ra7 22.Ng5 Qxb5 23.f7+ Rxf7 24.Nxf7 1-0</b>]]></description>
         <link>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/_eu.html</link>
         <guid>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/_eu.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">囲いの崩し方</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 03 Nov 2009 09:12:53 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>チェス世界選手権争奪史（７９）</title>
         <description><![CDATA[<b><big>第４章　ホセ・ラウル・カパブランカ</big></b>（続き）

　ホセ・カパブランカ（１８８８年１１月１９日生まれ）は番勝負当時３３歳で、ある評者によると「中くらいの身長でほとんどきゃしゃに近く極めて気品があり髪は直毛で真っ黒、細く白い筋で等分にぴんと分けられている」、いわば一種の知的なルドルフ・バレンチノだった。彼なりの「スプレッツァトゥーラ」以上の人物として最も簡潔に描写されているようである。このイタリア語は通常は「無関心」と訳されるが実際は技巧を隠し「何の苦労もなくほとんど何も考えずにやったり言ったりしているように見せる」技法を意味している。これはカパブランカにして初めてできることだった。著書の『私のチェス履歴』の序章でどのようにしてチェスを覚えたかを書いているが、ちょっとほほえましいものがある。

　『たまたま父の書斎に入ったところ父がある紳士とチェスを指しているのを見たのはまだ５歳にならないときだった。それまでチェスを見たことはなかった。チェスの駒は私の興味を引き付けた。翌日また二人の対局を見に行った。三日目のことだが超初心者の父がナイトを白枡から白枡へ動かすのを目撃した。相手も明らかに下手な選手でそれに気づかなかった。父が勝って私は彼の所に行きペテン師呼ばわりし笑った。ちょっと口論になりその間もう少しで部屋から追い払われそうになったが父に彼のしたことをやって見せた。父はどのようにしてチェスを覚えたのかと聞いた。私は父を負かせると答えた。父は私が駒を正しく並べられないくせに自分を負かすことはあり得ないと言った。本当かどうかやってみると私が勝った。それが始まりだった。』

　それからは自分の人生の平穏を乱すような小さな挫折もほとんどなく順風満帆だった。キューバ政府が彼に外交官の業務の名誉職を与えてくれたので物質面の心配もいらなかった。彼はめったに負けなかったので著書の『チェスの基本』にはそれまでの敗局の「すべて」、全部で８局、を載せることができた。ラスカーの類まれな棋歴にもかかわらずカパブランカがタイトル奪取の大本命だった。もしチャンピオンの試合への取り組みが一般に知れ渡っていたらなおさらそうだったに違いない。ラスカーは頑固な人間で一度タイトルを放棄しカパブランカに譲っていたので明らかに番勝負を単なる儀式とみなしていた。親友のオシップ・ベルンシュタインはハバナへ向かう少し前のラスカーと交わした会話をずっと後になってこう記している。

　「試合に備えて何か準備したか」
　「いや」
　「休息を取ったか」
　「いや」
　「少なくとも航海中にチェスを研究するために盤駒を持って行くだろうな」
　「いや」
　「自分の指す定跡の見直しとカパブランカの試合の研究はしたんだろうな」
　「いや」
　「それじゃ気違い沙汰だ」と私は言った。返事はなかった。
　［オシップ・ベルンシュタイン『ラスカーとの出会い』チェスレビュー１９５５年５月号］

（この章続く）]]></description>
         <link>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1420.html</link>
         <guid>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1420.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">チェス世界選手権争奪史</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 03 Nov 2009 08:17:12 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>チェス５００名局（１１０）</title>
         <description><![CDATA[<font color=green>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font>

<b><big>第１部　開放型</big></b>

<b><big>第５章　ルイ・ロペス</big></b>

<b>第１１０局</b>

<b>白　ラスカー
黒　カパブランカ
（サンクトペテルブルク、１９１４年）</b>

　世にも名高いこの試合で白はこの上ない効率的な手段で可能な最大限の効果を収めた。

　白の１２手目の 12.f5 はそれだけで黒陣全体を封鎖したと言えるかもしれない。

<font color=red>1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5 a6 4.Bxc6</font>

<img alt="Y091102A.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091102A.JPG" width="195" height="195" />

　この手はラスカーの十八番（おはこ）である。

<font color=red>4...dxc6 5.d4 exd4 6.Qxd4 Qxd4 7.Nxd4 Bd6</font>

<img alt="Y091102B.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091102B.JPG" width="195" height="195" />

<font color=red>8.Nc3</font>

　これは純粋な展開の手である。もっと積極的な 8.f4 には 8...f6 と応じてくる。8.O-O や 8.Be3 のような穏やかな手に対しては黒は支障なく 8...Ne7 と指すことができる。

<font color=red>8...Ne7 9.O-O O-O</font>

　黒は柔軟性に富む 9...Bd7 でどちらにキャッスリングするか態度を保留して敵を疑心暗鬼に陥らせるようにすることもできた。

<font color=red>10.f4</font>

<img alt="Y091102C.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091102C.JPG" width="195" height="195" />

　白は手の内を半分示した。

<font color=red>10...Re8</font>

　この手は 11...Bc5 12.Be3 Nd5 を狙っている。しかしすぐに 10...Bc5 と指す方が簡明だった。

<font color=red>11.Nb3</font>

　機先を制して上述のビショップの展開を阻止し逆に 12.e5 を狙っている。

<font color=red>11...f6</font>

　黒は窮屈な陣形に甘んじた。しかし 11...f5 では 12.e5 Bb4 13.Ne2 Ng6 となってあまり感心しない（白のｅポーンがパスポーンになっているため）。だから黒はこの機会に 11...Be6 で戦闘配置につけるべきだった。

<font color=red>12.f5</font>

<img alt="Y091102D.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091102D.JPG" width="195" height="195" />

　これは大胆なポーン突きである。長所（黒のクイーン翼ビショップの押さえ込み、黒のナイトの封鎖、自分のクイーン翼ビショップの利きの伸長）が短所（ｅポーンがむき出し）を上回っている。ここから激闘が始まる。

<font color=red>12...b6 13.Bf4</font>

　この手で敵から唯一働いている駒を奪う。

<font color=red>13...Bb7</font>

　13...Bxf4 14.Rxf4 c5 15.Rd1 Bb7 と指す方がもう少し駒が自由に動けた。

<font color=red>14.Bxd6</font>

<img alt="Y091102E.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091102E.JPG" width="195" height="195" />

　この手は一貫性に欠けるように見えるが－敵の二重ポーンを解消させる－黒陣の弱点を増加させる。

<font color=red>14...cxd6 15.Nd4 Rad8</font>

　相手の意志に魅入られたかのように黒は受け一方にまわった。しかし 15...Bc8（16.Ne6 を防ぐため）としてから ...Ra7 としていればいくらか活動の自由が望めた。

<font color=red>16.Ne6</font>

<img alt="Y091102F.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091102F.JPG" width="195" height="195" />

　敵陣に侵入したナイトが敵をかく乱する。

<font color=red>16...Rd7 17.Rad1 Nc8 18.Rf2 b5 19.Rfd2 Rde7 20.b4</font>

<img alt="Y091102G.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091102G.JPG" width="195" height="195" />

　この手は黒が 20...c5 でビショップを自由にするのを防いだ。

<font color=red>20...Kf7</font>

　クモの巣にかかったような状態の黒はたとえ交換損の犠牲を払っても 20...Rxe6 21.fxe6 Rxe6 で自由を確保した方が良かった。そうなれば白の勝ちは確実とはいえない。

<font color=red>21.a3 Ba8 22.Kf2 Ra7 23.g4 h6 24.Rd3</font>

<img alt="Y091102H.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091102H.JPG" width="195" height="195" />

<font color=red>24...a5</font>

　この反撃策は黒の苦境を深めるだけである。ここでも 24...Rxe6 が比較的最良の手だった。

<font color=red>25.h4 axb4 26.axb4 Rae7 27.Kf3 Rg8 28.Kf4 g6 29.Rg3</font>

<img alt="Y091102I.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091102I.JPG" width="195" height="195" />

　この手は Rdg1 から g5 の準備である。

<font color=red>29...g5+ 30.Kf3</font>

<img alt="Y091102J.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091102J.JPG" width="195" height="195" />

<font color=red>30...Nb6</font>

　黒はこの「誘いの隙」の手よりもともかく 30...gxh4 31.Rh3 d5 と打って出るべきだった。

<font color=red>31.hxg5</font>

　白はｈ列を開けて貴重な資産を手に入れた。31.Rxd6 は 31...Nc4 で黒に ...Ne5+ からの反撃を許してしまう。

<font color=red>31...hxg5 32.Rh3 Rd7 33.Kg3</font>

<img alt="Y091102K.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091102K.JPG" width="195" height="195" />

　白は白枡の対角斜筋を空けて 34.e5 を狙っている。

<font color=red>33...Ke8</font>

　黒は白のポーン突きの狙いをかわしたが一時的なしのぎにすぎない。

<font color=red>34.Rdh1</font>

　35.Rh8 でビショップを取る狙いがある。

<font color=red>34...Bb7 35.e5</font>

<img alt="Y091102L.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091102L.JPG" width="195" height="195" />

　この「枡を空ける犠牲」のあと事態は急進展する。

<font color=red>35...dxe5 36.Ne4 Nd5 37.N6c5</font>

<img alt="Y091102M.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091102M.JPG" width="195" height="195" />

<font color=red>37...Bc8</font>

　この手は仕方がない。37...Rc7 は 38.Nxb7 Rxb7 39.Nd6+ でひどいことになる。

<font color=red>38.Nxd7 Bxd7 39.Rh7 Rf8 40.Ra1 Kd8 41.Ra8+ Bc8 42.Nc5 黒投了</font>

<img alt="Y091102N.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091102N.JPG" width="195" height="195" />

　白からの三通りの狙い 43.Rd7+、43.Nb7+、43.Ne6+ に対して黒はどうすることもできない。例えば 42...Nb6 なら 43.Rb8 でナイトが取られるし 42...Ne7 なら 43.Ne6+ で白の勝ちになる。

<font color=green>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font>]]></description>
         <link>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1419.html</link>
         <guid>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1419.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">チェス５００名局２</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 02 Nov 2009 09:16:38 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>チェス世界選手権争奪史（７８）</title>
         <description><![CDATA[<b><big>第４章　ホセ・ラウル・カパブランカ</big></b>

　人間の精神の多くの限界の中でも現代の世界で最もしばしば明らかなのは、いかなる規模の出来事も漠然としか理解できないということである。第一次世界大戦では８５０万人が亡くなった（ベルダンの戦いだけでほぼ５０万人）。しかしこれらの統計はその規模ゆえにピンと来ない。しかし我々は意義をいくらか理解できる個々の事例に光を当て象徴化することによって補っている。純粋に人間の言葉では１９１８年のクリスマスにカルル・シュレヒターが地元のウィーンで餓死したことはすべての統計よりも意味あることかもしれない［訳注　正しくは１２月２７日にブダペストで肺炎のため死去］。

　戦争期間中を米国で過ごしたカパブランカは１９１９年９月にヨーロッパに戻りヘースティングズ戦勝大会で優勝した。ラスカーとの交渉は速やかに再開されほとんど同じくらい速やかに決裂した。番勝負をオランダで行なうことを念頭に開かれたいくつかの会合も無駄になった。その後ラスカーによると１９２０年６月１７日にブエノスアイレスのあるチェスクラブから５月１５日付で同市での番勝負を開催する提案の手紙が届いた。ラスカーは返事で自分の条件を繰り返した。ブエノスアイレスの主催希望者は条件は挑戦者に不公平であるというカパブランカの主張を支持した。これに対してラスカーは降参してタイトルを放棄しカパブランカを後継チャンピオンに指名した。

　このタイトル放棄を額面どおりに受け取るわけにはいかない。それでもラスカーが本気だったという有力な証拠がある。いずれにしてもカパブランカとの論争で相手の方にほとんどまんべんなく同情が集まったことに憤慨していたのは明らかである。チェス界はもちろん番勝負を行なえとわめき続けていた。そしてハバナ・チェスクラブがカジノ賭博場と協同して、開催に２万ドル、チャンピオンに１万１千ドルの保証金を提案した時ラスカーは受諾した。勝者は先に８勝をあげた者で、試合数はさらに短く２４局で、チャンピオンの当初の他の要求は黙って取り下げられていた。

（この章続く）]]></description>
         <link>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1418.html</link>
         <guid>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1418.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">チェス世界選手権争奪史</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 02 Nov 2009 09:01:57 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>チェス世界選手権争奪史（７７）</title>
         <description><![CDATA[<b><big>第３章　エマーヌエル・ラスカー</big></b>（続き）

　１９１２年の終わり頃にラスカーはルビーンシュタインとの交渉を始めた。しかしルビーンシュタインの驚くべき一連の優勝にもかかわらず対戦をまかなうための資金は獲得できなかった。それは彼が目立たない性格で富裕な後援者がほとんどできなかったためだった。それでもドイツ、ポーランドそれにロシアのいろいろなチェスクラブがなんとか十分な資金を集めることができれば、１９１４年のいつか番勝負を戦うというところまで合意ができた。

　１９１４年の４月にラスカーはサンクトペテルブルクの大きな大会で実戦に復帰した。参加者にはカパブランカとルビーンシュタインも含まれていた。対戦方式は少々変わっていた。まず１１選手が１回戦総当たりを戦った。それからそのうちの上位５選手だけが２回戦総当たりの決勝戦に進んだ。予選の結果は決勝にそのまま持ち越された。第１段階が終わってカパブランカが８点、ラスカーとタラシュが６&frac12点、アリョーヒンとマーシャルが６点、ルビーンシュタインは同点６位で決勝に進めなかった。ラスカーの逆転優勝の偉業は劇的なカパブランカとの最終戦の勝利によるもので、チェス史上の決定的瞬間の一つに数えられるものだった。老練なチャンピオンにとってささやかな個人的満足という程度のものではなく、大会期間中両者の間で醸成されてきた名ばかりの和解によってもほとんど薄められるものではなかった。

　やや不満足な結果に終わった大会だったがカパブランカはサンクトペテルブルク大会で一つの小さな勝利を収めた。それは世界選手権戦を規定するために彼が策定した一連の規定がラスカーを含めた他の参加者たちによって原則的に承認されたことだった。同じ年のもっと後にこれらの規定がマンハイム総会の投票にかけられやはり承認された。内容は次のようなものだった。

　１．チャンピオンはタイトル獲得後１年以内に、その後は１年おきに挑戦を受けなければならない。

　２．世界選手権戦での持ち時間は１５手につき１時間とする。

　３．番勝負の勝者は６局または８局勝ち越した者とする。どちらにするかはチャンピオンが決める。

　４．番勝負の賞金は１千ポンドを下回らないものとする。（これらの規定を後述する１９２２年ロンドンでの番勝負での規定と比較してみるとよい）

　ルビーンシュタインとの番勝負の資金がまだ集まらなかったのとこの両者が会ってもまだ言葉を交わす程度の仲だったので、ラスカーとカパブランカの対戦の交渉を真剣に始めた方が論理的だった。しかし論理は次の４年間に世界で起きた出来事に成すすべがなかった。１９１４年８月１４日オーストリアのフェルディナント大公がサラエボで暗殺され、チェスのすべての国際的な活動だけでなく他の多くのことが完全に止まってしまった。

（この章終わり）]]></description>
         <link>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1417.html</link>
         <guid>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/11/post_1417.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">チェス世界選手権争奪史</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 01 Nov 2009 08:31:59 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>チェス世界選手権争奪史（７６）</title>
         <description><![CDATA[<b><big>第３章　エマーヌエル・ラスカー</big></b>（続き）

　世界中のチェス愛好者にこのニュースが知れ渡る前に同程度の衝撃が１９１２年に起こった。それはアキバ・ルビーンシュタインがサンセバスティアン（短い期間毎年開催されていた）、ピエシュチャニ、ブレスラウ、ワルシャワそれにビリニュスで大きな５大会連続優勝したことだった。これは空前絶後の偉業だった。ルビーンシュタインはロシア領ポーランドの小さな町出身のずんぐりした陰気な人物でタルムード［訳注　ユダヤの律法と注解集大成本］学者としての経歴を捨てていた。最初の重要な大会に参加したのは１９０７年でそれから優勝につぐ優勝を重ねた。カパブランカとルビーンシュタインのような二人の若手の出現は、ある有力権威者たちの言うところの西欧文明の残りが老衰の断末魔にいる時にチェス界に最も強烈な興奮をもたらしたに違いない。

　カパブランカにせよルビーンシュタインにせよもちろん当然の挑戦候補だった。そしてまもなくカパブランカがチャンピオンに番勝負の条件を提示するよう要求した。ラスカーはそれに応じて提示したが、当初の条件はまともな挑戦者ならとても飲めないような代物（しろもの）だった。番勝負はタイトル保持者の指定する年月日と場所で行なうことになっていた。試合数は最大３０局で先に６勝した方が勝者だった。３０局終了した時点で互角の成績または一方が１勝しか差をつけていないならば番勝負は引き分けでチャンピオンのタイトル防衛だった。実際番勝負が互角で終了した場合は、チャンピオンが特権で額を決める賭金は出資者に返金され、チャンピオンが挑戦者に彼の勝局ごとに２５０ドル、引き分けごとに７５ドル払い、番勝負の出版権はすべてチャンピオンに属することになっていた。ラスカーの案には他にも議論の的になる点があった。それは挑戦者が２千ドルの違約金（！）を供託することと持ち時間が１２手につき１時間と異常に長いことだったが、２勝差で勝利者が決まるという例の規定はもちろんその最たるものだった。

　しかしカパブランカは十分な時間があれば２点差でラスカーを負かせる自信を持っていた。主として異議があったのは３０局という制限で「この条件の不公平さは明らかである」と返事を書いた。ラスカーは新聞での声明で反論しカパブランカの言葉を「不快で無礼である」と決め付けた。それで交渉は当分の間沙汰やみになった。

（この章続く）]]></description>
         <link>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/10/post_1416.html</link>
         <guid>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/10/post_1416.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">チェス世界選手権争奪史</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 31 Oct 2009 09:02:02 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>「ヒカルのチェス」（１４８）</title>
         <description><![CDATA[<font color=blue><b><big>「Chess Life」2009年10月号</big></b></font>(1/1)

<font color=blue>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font>

<b><big>２００９年ワールドオープン</big></b>

<b>ジェリー・ハンケン</b>

　今年のワールドオープンはこれまでのように７月４日の週末にかけてフィラデルフィア（立派なシェラトン・シティーセンター）で開催された。しかし今回は今までと変わったところもあった。オープン部門で９８選手中３７名がグランドマスターというように非常に上が厚かった。これは２４００未満の部門に強豪が集まった結果だった。同点優勝は米国選手権者のＧＭヒカル・ナカムラと、３年連続で同点１位のロシアのＧＭエブゲニー・ナイェルだった。去年ナイェルは一発勝負の優勝決定戦を制したが今年は優勝決定戦ができなかった。台風の目のヒカルが来たのは金曜日で、忙しい３日コースで５試合中４&frac12点をあげ、大西洋に発つ前に二日間しかいなかった。月曜日からスペインでの素晴らしいサンセバスティアン大会で対局する予定だったので、最後の２局を不戦の半点ずつにしてこのスケジュールで試合をするしかなかった。（時差ぼけには影響を受けなかったようで、初戦で元世界チャンピオンのカルポフを破り優勝決定戦の快速チェスでこの一流の大会に優勝した。何ということだ！）この大会でヒカルは二日目に世界レベルのＧＭイリヤ・スミリンと引き分け、第７回戦でナイェルを順当に破った。これがその試合である。

<b>フランス防御 (C10)
白　ＧＭエブゲニー・ナイェル (2714)
黒　ＧＭヒカル・ナカムラ (2787)
ワールドオープン第７回戦、フィラデルフィア、２００９年７月４日</b>

　私の記憶によればこの試合は米国のチェスの中で傑作の部類の一つである。ヒカルが黒で対戦したのは去年まで２年連続ワールドオープンで優勝した相手だった。ヒカルは翌日の２試合を不戦にしてあるのでこれが最後の試合であることは分かっていた。そして「大金」を獲得する可能性を残すためには勝たなければならなかった。選んだ戦法は一種のカロカンで、クイーン翼にキャッスリングした。

　驚いたのはクイーン翼にキャッスリングして収局に勝つことができたことだった。米国チャンピオンが魔法をかけるところを見てみよう。

<b><font color=red>1.e4 e6 2.d4 d5 3.Nd2 dxe4 4.Nxe4 Bd7 5.Nf3 Bc6 6.Bd3 Nd7 7.O-O Bxe4</font></b>

<img alt="Y091030A.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091030A.JPG" width="195" height="195" />

　これが最初の大きな驚きである。ささやかな手得のために双ビショップを譲ってしまった。

<b><font color=red>8.Bxe4 c6 9.c4 Ngf6 10.Bc2 Qc7 11.Qe2 O-O-O</font></b>

<img alt="Y091030B.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091030B.JPG" width="195" height="195" />

　これが第２の驚きである。クイーン翼にキャッスリングした。

<b><font color=red>12.Rb1 h6 13.b4 g5 14.Rb3 g4 15.Nd2 h5</font></b>

<img alt="Y091030C.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091030C.JPG" width="195" height="195" />

<b><font color=red>16.c5</font></b>

　どうしてｄ５の地点を敵のナイトに譲るのだろうか。私なら 16.b5 と指したい。

<b><font color=red>16...Nd5 17.Ne4 Nb8 18.Bg5 Be7</font></b>

<img alt="Y091030D.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091030D.JPG" width="195" height="195" />

　これまた驚きである。このビショップを交換すると白のナイトがｄ６の地点に跳び込める。

<b><font color=red>19.Bxe7 Nxe7 20.Nd6+ Rxd6!</font></b>

<img alt="Y091030E.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091030E.JPG" width="195" height="195" />

　これはずっと先まで見通した交換損である。私のスーパーコンピュータのリブカは白がプラス・オーバー・マイナスと判定している。ヒカルは読みだけでなく直感で指している。彼にはナイトの絶妙な連係が分かっている。

<b><font color=red>21.cxd6 Qxd6 22.Rd1 a6 23.a4 b5</font></b>

<img alt="Y091030F.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091030F.JPG" width="195" height="195" />

　これでキングに対する現実的な危険が鈍り、ｂ４が弱点として固定される。

<b><font color=red>24.h4 Nd5 25.axb5 axb5 26.Be4 Nf4 27.Qc2 f5 28.Bd3 Kb7 29.Bf1 Na6 30.Qd2 Nd5</font></b>

<img alt="Y091030G.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091030G.JPG" width="195" height="195" />

　「ナイトが家に帰って仲間と一緒にｂポーンに狙いをつけている。」ここで明らかになったのは黒はキング翼を狙っているのではなく収局を目指しているということである。

<b><font color=red>31.Re1 f4 32.Re5 Naxb4 33.Qe1 Rh6 34.Rg5 Kb6</font></b>

<img alt="Y091030H.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091030H.JPG" width="195" height="195" />

　黒キングは全く安全でｅポーンはよく守られている。

<b><font color=red>35.Qb1 g3</font></b>

　絶好のはがしである。

<b><font color=red>36.fxg3 fxg3 37.Re5 Rf6 38.Rxg3 Rf4 39.Qd1</font></b>

<img alt="Y091030I.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091030I.JPG" width="195" height="195" />

　リブカは白が優勢と考えてきたがここへ来てようやく「心」を入れ替えた。

<b><font color=red>39...Nf6 40.Qe1 Ng4</font></b>

<img alt="Y091030J.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091030J.JPG" width="195" height="195" />

　この跳ね回る畜生をよく見ているがよい。白のビショップは傍観者で、白がすぐ破滅するのを避けるためには交換損を返さなければならない。

<b><font color=red>41.Rxg4</font></b>

　41.Rxh5 は 41...Qxd4+ 42.Kh1 Nc2 43.Qb1 Nf2+ 44.Kh2 Rxh4+ 45.Rxh4 Qxh4+ 46.Rh3 Nxh3 47.gxh3 Qf2+ 48.Bg2 Ne1 49.Qe4 Qxg2+ 50.Qxg2 Nxg2 51.Kxg2 b4
<img alt="Y091030K.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091030K.JPG" width="130" height="130" />
で良くない。

<b><font color=red>41...Qxd4+ 42.Kh2 hxg4 43.Rxe6 g3+ 44.Kxg3 Rxh4</font></b>

<img alt="Y091030L.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091030L.JPG" width="195" height="195" />

<b><font color=red>45.Qe5</font></b>

　45.Qe3 は 45...Nd5 46.Qxd4+ Rxd4 となって連結パスポーンで勝利が決まる。

<b><font color=red>45...Qg4+ 46.Kf2 Qf4+ 47.Qxf4 Rxf4+ 48.Ke2 Nc2 49.Rg6 b4 50.g3 Rxf1</font></b>

<img alt="Y091030M.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091030M.JPG" width="195" height="195" />

　気持ちのよい決め手が出た。残ったナイトがルークを圧倒しｇポーンは役に立たない。

<b><font color=red>51.Kxf1 b3 52.Rg8 Kc5 53.Rb8 Nb4 54.Rd8 b2 55.Rd1 Kc4 白投了</font></b>

<img alt="Y091030N.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091030N.JPG" width="195" height="195" />

　あとの速度計算は自分でできるだろう。この試合は真の傑作である。

<img alt="Y091030O.JPG" src="http://artmind.s148.xrea.com/lecture/Y091030O.JPG" width="279" height="410" />

<font color=blue>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font>

（この号終わり）]]></description>
         <link>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/10/post_1415.html</link>
         <guid>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/10/post_1415.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">ヒカルのチェス</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 30 Oct 2009 11:13:40 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>チェス世界選手権争奪史（７５）</title>
         <description><![CDATA[<b><big>第３章　エマーヌエル・ラスカー</big></b>（続き）

　シュレヒター戦からチェスでの成功の秘訣は相手を慎重に選ぶことだと学んだことを示すかのようにラスカーが１９１０年１１月にまたもタイトルを防衛した時の相手はヤノフスキーで結果はラスカーの８勝０敗３分だった。

　世界選手権の出来事とは別に第一次世界大戦直前の２、３年はチェス界が沸き立った年だった。ロシアの２０歳のアレクサンドル・アリョーヒンが１９１０年夏のハンブルク大会で国際的にデビューしたことはほとんど注目されなかったが（同点７位だった）、２３歳のキューバ人のホセ・ラウル・カパブランカが１９１１年にサンセバスティアンで始めてヨーロッパに登場したのはそうではなかった。

　カパブランカは既に１２歳の時の１９００年にフアン・コルソとの番勝負に勝ってキューバチャンピオンになった時少し評判になっていた。しかしそれからしばらくは真剣なチェスを指さなかった。そしてニューヨークのコロンビア大学在学中にそこの界隈で評判になり１９０９年にフランク・マーシャルとの番勝負が設定された。結果はカパブランカが８勝１敗１４分であっさり勝った。

　マーシャル戦での圧勝によりカパブランカはサンセバスティアン大会に招待された。他の参加者の中には異議を唱えるものもあり、その中のオシップ・ベルンシュタイン博士は彼を参加させることには何のメリットもないと主張した。それはたぶんマーシャルが試合を放棄したのかという懐疑のうわさがあったためだった。しかし若きカパブランカは真のフランク・メリウェル流に初戦でベルンシュタインを負かした。その試合は後に名局賞をとり、カパブランカは大会に優勝した。［訳注　フランク・メリウェルは第二次世界大戦中の米国の准将で、彼の指揮下の兵士たちは中国、旧ビルマ、インド方面のジャングル戦が巧みだった。］

（この章続く）]]></description>
         <link>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/10/post_1414.html</link>
         <guid>http://artmind.s148.xrea.com/lecture/2009/10/post_1414.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">チェス世界選手権争奪史</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 30 Oct 2009 10:14:46 +0900</pubDate>
      </item>
      
   </channel>
</rss>
