序盤研究
「う~ん・・・・」
「横島、どうしたの?」」
「対e4のディフェンス、考えてんだよ!」
「おまえ・・・・スカンジナビアン、やめるのか?」
「あれはダメだ!」
「なんで?」
「何かなあ・・・・いきなりe4にd5と絡みにいくだろ」
「ああ」
「前から思ってたんだが・・・・どうもチンピラみたいで嫌なんだよ」
「なに、それ?」
「だって、いきなりPをぶつけてよお、喧嘩売りにいくんだからなあ!チンピラ以外の何者でもないだろ!!」
「じゃあ、どうすんだ?前みたいにe5と合わせるか?」
「e4e5なあ・・・・個人的には、やりてえんだが・・・・」
「やりゃあ良いじゃねえか!」
「準備が大変なんだよ!」
「そんなもん、どれ採用しても大変なことに変わりねえぞ!」
「てめえ、シシリアンしか、しねえじゃねえか!」
「いいだろ、別に」
「死んだ親父に言われたんだ『チェスでシシリアン・ディフェンスをする奴はロクデナシだ!!信用してはならん』と」
「はっ?」
「e4に対抗する強力なディフェンスだが・・・・やっぱりあれは、人の道から外れてるよ!!」
「ああ・・・・なんか・・・・おまえと真面目に話をする気がなくなってきたよ」
「ピルツとモダンも試してはみたんだが・・・・」
「何が不満なんだよ?」
「先に中央を取られちまうからなあ」
「じゃあ、フレンチは?」
「白桝Bが使いにくい」
「カロカンは?あれなら」
「なんか・・・・つまらないんだよ」
「ああ、もう我儘な奴だなあ」
「あっ!良い事、思いついた!!」
「何だよ?」
「初手に限りPを三桝進めるように、規則変えればいいんだよ!!うんうん、これで良い!俺の嫌いなアレキンも撲滅できるしな!」