ビショップとナイトでメイト
ビショップとナイトによるメイトは、いままでの場合よりもはるかに複雑です。メイトに持ち込むまでにはおよそ35手を要します。現在のルールではメイトにするまでの手数が50手までと制限されていますから、ビショップとナイトによるメイトでは、正確な指しまわしが求められます。
このエンディングでは、勝ちまでの過程を3段階に分けることができます。最初に相手のキングをボードの端に誘導すること、それからビショップと同じ色の隅に誘導すること、最後にメイトにすることです。
まず、どうやったらボードの隅でのメイトが達成できるかを、お示しすることから始めます。
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黒のキングは、すでに目標となる隅に追い込まれていて、逃げ出すことができません。ここでピースが協力している様子に注意してください。一方がもう片方を補助しています。ナイトがb6とc7の黒マスを、またビショップがa6とc6の白マスを、そしてキングがd8のマスを支配しています。この状態からなら、9手以内でメイトに持ち込めます。
例えば、4から黒番として、1...Ka7 2.Kd7 Kb7 3.Kd8 Kb8 4.Ba6! と続けます。この時点でキングの行動範囲はまだ制限されています。
4...Ka7 5.Bc8 Kb8 6.Nb4 Ka7 7.Kc7 Ka8 8.Bb7 Ka7 9.Nc6#
守備側のキングは、攻撃側のビショップが利いている色の隅のマスでしかメイトにされません。したがって、もちろん守備側は、後退するときに反対の隅、つまり安全な隅に逃げ込もうとします。結局、いかに相手のキングを片方の隅から反対側の隅へと誘導するか、その方法を知ることがとても重要になってきます。
(この項続く)