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第1章 裸のキングをメイトにする (6)

(前項から続きます)

 次の図は、その典型的な局面です。

figure5.JPG

 からは1.Nf7+ Kg8 2.Bf5 Kf8 3.Bh7 Ke8 4.Ne5 Kd8!と進みます。黒の4手目は一番積極的な受けの手です。黒はa1の地点に追われることを願っているのです。4...Kf8とすると、5.Nd7+ Ke8 6.Ke6 Kd8 7.Bd3 Kc7 (7...Ke8なら8.Bb5 Kd8 9.Nb6 Kc7 10.Nd5+と進んで、同じことになります) 8.Bb5 Kd8 9.Nb6 Kc7 10.Nd5+ Kd8 11.Kf7 Kc8 12.Ke7 Kb8 13.Kd7と進んでいきます。これで白はすでに述べた要領で黒キングをメイトにできます。

 白の5手目からは、5.Ke6 Kc7 6.Nd7! Kb7 7.Bd3! (6...Kc6と応じても7.Bd3とするでしょう) Kc6 8.Ba6 Kc7 9.Bb5 Kd8 10.Nb6 Kc7 11.Nd5+と進めていきます。白が正確に指し進めると、黒のキングの逃走経路を断つことができ、9手以内でメイトにできる局面まで持ち込むことができます。

 相手のキングをボードの端から端へ移動させる方法は、1777年に、有名なフランス人プレーヤー・A. フィリドールが指摘したものです。

                                           (この項つづきます)

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2007年12月11日 17:10に投稿されたエントリーのページです。

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