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第2章 異種のピースによる戦い (7)

(前項からの続きです)

figure16.JPG 16
16に示す局面は、はるか19世紀から知られているものです。1.Rd7 Kb8 2.Kb6 Ka8 3.Rh7 Nd8 4.Rh8で、黒はナイトを失います。
 この例は、原則として、ナイトはボードの隅にいると働きが弱くなるということを示しています。

 この駒割りでのエンディングにおいてルックを持つ側が勝ちになる可能性があるのは、相手のキングとナイトが離れている場合です。ルックを持つほうがナイトを取るか、ナイトの掩護を妨害されたキングをメイトにするようにプレーします。

figure17.JPG 17
 17の局面では、ナイトはすでにキングから離れたところに立たされています。したがって、白のこれからの仕事は黒のピースが再び連絡することを妨げ、ナイトを包囲してしまうことです。白を持つウィルヘルム・シュタイニッツは19世紀最強のプレーヤーの一人ですが、作戦を以下のようにして遂行していきました。

 17の局面から1.Re4 Nd1 (もし1...Ng2なら2.Kf6~3.Kg5~4.Re2でナイトが包囲されてしまいますし、1...Nc2であれば2.Kd5 Na3 3.Kf5 Nb1 4.Kg4 Nd2 5.Rf4+ Ke7 6.Kf3 Ne1+ 7.Kg2 Nd2 8.Kf2です。) 2.Rf4+ Kg7 3.Rf3と進みました。けっきょくナイトはボードの端に追いやられ、キングから遠ざけられてしまいました。これからナイトを捕まえにかかります。
3...Kg6(ほかに3...Nb2は4.Kd5 Kg6 5.Kd4 Kg5 6.Rf1! Kg4 7.Rb1 Na4 8.Rb4) 4.Ke5 Kg5 5.Kd4 Kg4 6.Rc1 Nb2 7.Rb1 Na4 8.Rb4でナイトが捕まりました。

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2008年03月04日 14:33に投稿されたエントリーのページです。

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