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第3章 ピースとポーンによる戦い (11)

(前回からの続きです)

 ナイトには、ほかにも知っておくとよい特徴があります。それは、相手キングの通り道に対して横切るように、障壁を設けることができる、というものです。

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 上の図は、あらゆるエンディングの関連書の中で、基本的なポジションとしてごらんになったことがあるでしょう。白のポーンはプロモーション直前です。黒のキングはポーンから遠くはなれ、明らかにナイトを掩護することはできません。従って、ナイトは掩護を受けていないポーンと戦わなければならないのですが、単騎では、7段目にいる端のポーンに対抗することはできません。白がナイトを攻めてポーンの周りから追い出し、最後にはポーンをクイーンにするのです。

 上に述べたことは、「しかし」と呼べるものがなかったら成り立つ話です。つまり、「しかし」白キングの通り道に張ってある障壁のおかげで、ポーンまでの道のりが長くなっていることは間違いありません。実際、盤面をよくよく見ると、白がナイトを直接攻めることができないことがわかってきます。すなわち1.Kd6ならば1...Nb5+で2...Nxa7となります。d4, d5, d6, e6のマスには白キングが移動することができず、キングの通り道にある障壁となっています。けっきょく、白キングはポーンのところに行き着くまでに長くて遠回りになる道を通らなければならず、その間に、黒キングがナイトの掩護に駆けつけることができます。

 40の局面から1.Kf6 Kg3 2.Ke7 Kf4 3.Kd7 Na8 4.Kc8 Ke5 5.Kb7 Kd6と進みます。ナイトは自らを犠牲にして、白キングを「牢屋」に閉じ込めます。
 そして、6.Kxa8 Kc7でステイルメイトです。

                                     (この項続きます)

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2008年04月05日 15:19に投稿されたエントリーのページです。

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