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第4章 ポーンをクイーンにする (3)

 下の図には、今までとは別のツークツワンクの局面を示しています。この場合のキー・スクエアはb4, c4, d4の3箇所です。このことを検証してみましょう

figure46.JPG46
 この局面から、黒の手番と仮定します。黒は1...Kb5 (または1...Kd5)と指すしかありませんが、それに対して白は2.Kd4 (2.Kb4と指します。こうなればポーンは難なくクイーンに昇格できます。例えば2...Kc6 3.Kc4 Kb6 4.Kd5(回り込み) Kc7 5.Kc5 Kd7 6.Kb6という手順が挙げられます。キングの回りこみを駆使して基本的なキー・スクエアのひとつを抑えることができたので、白はポーンを前進させることができます。

 白番なら話は別です。1.Kb3に対して黒は1...Kb5 (1.Kd3なら1...Kd5)と応じ、白キングの前進を阻みます。2.c4+ Kc5 3.Kc3 Kc6 (3...Kd6と3...Kb6も可能です) 4.Kd4 Kd6 5.c5+ Kd7 6.Kd5 Kc7 7.c6 Kc8! 8.Kd6 Kd8!と進めていくと、みなさんおわかりの通り、黒がゲームを引き分けに持ち込むことができます。

 ご覧のように、戦いはキー・スクエアをめぐって行われるのです。

 白キングを3つあるキー・スクエアのどれにも進出させないために、黒がとりうる方法はただ一つ、自分のキングを相手のキングと対立させること、つまりよく使う言葉で言えば、オポジションをとることです。キングのオポジションは3つのキー・スクエアをめぐる戦いに際して、一直線上に2つのキングが並び立つことを表しています。

 これから何度も見ていくのですが、ポーン・エンディングでの優位を保つために、キングがキー・スクエアの支配をめぐって争うことが中心になります。

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2008年05月14日 15:42に投稿されたエントリーのページです。

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